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Yoshiko Watanabe

六本木

2017.11.03 12:35

東京国際映画祭で、映画「ミッドナイト・バス」を観た。

素敵な映画でした。いい映画は、見入るうちに登場人物と自分の人生で

出会った人々や、自分自身を重ねてしまう。

原田泰造さんて、ジムキャリーに似てるなぁなんて思いながら

ジムキャリーのエターナルサンシャインのもっさりした寝癖頭のジムキャリー

かっこよかったなぁ。

山本未來さんも、かっこよかった。

でも、この映画の中で山本未來さんはかわいそうな女性、

更年期で感情がコントロールできない、、、分かる!私も死ぬほど汗が止まらないw

そう、余裕のある男の無駄な優しさは、本当に女を傷つけるからやめてー!と

スクリーンを見ながら心の中で叫びました(笑)※詳細は映画をご覧下さい^^

最後の最後で覚悟しないただの優しさは、結局相手を傷つけるんだよ…

とか、なんだかんだ独身の身分で分かった様な気分で見ながら

家族のめんどくささ、でも家族や好きな人じゃなかったら絶対にこんな面倒な関係を

なんとか維持しようと頑張らないよなぁとつくづく、家族の愛おしさを感じて、

家族じゃないけど大切にしようと向き合う人同士の愛おしさを感じて

自分も自分や家族、大切な人ともっと関わろうって思った。

失敗したって、傷つけたって、いいじゃんか。

年老いて痩せた長塚京三さんも素敵だったなぁ。ありのままの生きている姿、

それを見せるのも俳優の醍醐味。潔くてかっこいい。


夜の六本木ヒルズ。誰もいない会場。

綺麗な看板。

昔3年ほど勤めた制作会社がヒルズの目の前で、

よくこのけやき坂のTSUTAYAで死ぬほど映画のDVDを借りて観た。

なんもできない、30過ぎた女。ちっぽけで心細くて

その後、その会社を辞め、映画を作る為と役者活動をする為のお金と時間を作りたくて

行ったコールセンターから昇格し、派遣社員として通ったのも、

ご縁あってこのヒルズだった。

毎日毎日電話営業して、何やってんだ自分…て思って

一人でよくTOHO CINEMAに映画観に行って情熱を再燃させたりした。

久しぶりに行って

朝や深夜、いろんな気持ちで、いろんな想いを抱えながら

凄い何年もここを通ったこと思い出した。

もう44歳だよ。やばいよ。でも、諦めたくないよ。もっと燃えたい。

きっと神様がここに、このタイミングで呼んだんだろうなぁ

そろそろこっち側に立つ番だぞ!自分!頑張れ。

怖いものと、立ち向かって進むのだ。