太平洋ベルトの問題。
(1)太平洋ベルトについて、正しく述べたものをア〜エの中から一つ記号で選びましょう。
ア 太平洋ベルトは、九州から北海道にかけて帯状に広がる地域である。
イ 太平洋ベルトは、100万都市と呼ばれる都市を全てそのはんいに含む、人口が集中する地域を言う。
ウ 太平洋ベルトには工場が乱立するため、漁業は行われない。
エ 三大都市圏は全て、太平洋ベルトに含まれる。
今週のテストは、工業地帯と工業地域の領域であり、
工業地帯や地域の名前の由来や場所を問い、
それぞれがどういう経緯で発達し、どんな得意分野があり、
それをグラフからどう読み取れるかということを中心に
問題作成を実施しました。
満点は2名いました。満点の子は解答もあっという間でした。
授業時のポイントを重視した学習をできており、
発表された試験の方針もしっかりメモ書きして対策しており、
的外れな対策が少なかったことが理由になっています。
(1)の問題が上記の問いになります。
ウを選んだ生徒は0。さすがに漁業をしっかり
学んできているので、ウはないと判断したのでしょう。
しかし、イを選ぶ子が数名おり、100万都市というか、
地図を広げた時にどこに人口が集中しやすいかという
類推がうまくいっていない子が少しいるな、ということが
この小テストの1問から分かりました。
また、三大都市圏は京浜の東京、中京の愛知、
阪神の大阪を含むので、当然全て含まれますが、
地図とイメージの関連をしっかり整えて、
日本の工業はどの地域で発達しているのか、
もっと正確に理解を促していく必要がありました。
よ〜く言って聞かせるようにいろんな情報を踏まえて
絶対にこれしかないっていう解説をしましたし、
当然来週の総合模試では類題を課し、私の授業のポイントを
100%押さえられているかどうかのチェックをします。
次回テストは順位も80点以上のみ掲載しますので、
ぜひそこに名前が載るように振り返りをきちんと
行ってみましょう。附属組は12月の試験範囲とも
かなり被ってくるので、理解重視の学習のためにも
塾の試験対策に、時間がなければ学校課題の
ウィンパスでも範囲を周回してみて、
一旦力を注いでみてください。
地理は地図とグラフを読み、類推する力が
問われるべきものだと考えていますので、試験問題の傾向も
基本的には地図やグラフに立脚した理解を測定する問題に
ほとんど絞り込んでいます。
地理の平均偏差値は標準模試で60後半あたりにあり、
生徒たちは地理を楽しみにしていますし、比較的
得意だという意識を持っているようです。
気持ちがかなり授業に乗っており、復習にも余念がなく、
授業ではあまり扱わなかったこともよく知っており、
隅々まで綺麗に学習していることが分かります。
来週テストまでで、工業まで一旦今回で終わりになりますので、
2週間ほどウィンパスを利用した基本周回型の学習へと
スライドし、全体として基礎力の充填に当たってゆきます。
地形から農業、漁業、工業までを一気に総復習していくので、
改めて力を貯めていく時間としましょう。