ケガしない玄関 2017.11.04 03:00 こんにちは。住まいのおせっかい家です。段差のあるところは、ケガしやすくなります。家の中での事故は意外と多いようです。家を1歩出てすぐの、玄関の階段も要注意ですね。外階段は、通常タイル貼りが多いです。靴がのる水平の"踏面"(ふみづら)と呼ばれる部分と、段差の部分"蹴込"(けこみ)と呼ばれる部分、どちらも、同じタイルで仕上げる場合がほとんどです。でも、これが高齢になってくると白内障などで、見分けがつきにくくなります。どこまでが、階段の段差部分なのか分かりにくかったら、想像するだけで危険なことが分かると思います。そこで、レンガとタイルで材質も、色も変えてみました。レンガを縦にして並べてあるので、雨の日でも、滑りにくくなっています。大きなタイルを貼ると、"目地"(めじ)というタイルの間の部分が少なくなるので、スッキリとしますが、水はけは悪くなります。もちろん、タイルの端部分は、滑り止めの加工がしてありますが、靴の先端部分だけになるので、小さなお子さんだと滑ってしまいやすいです。レンガを組み合わせる事によって、階段を見やすくするだけでなく、滑りにくくする効果もあるのです。ちょっとした工夫ですが、毎日使う玄関でケガをしない工夫です。