ブルーボトル創業者のサインからコンセプトを考える。
山上です。
昨日は六本木にできたブルーボトルコーヒーに行ってきました。
そこで、創業者のサイン入りフィロソフィーブックを入手しました!
ジェームズさんです!
ブルーボトルさんは,清澄白河のお店も行きましたし,新宿,表参道のお店も行ってチェックしています。
この本はフィロソフィーと日本語訳で書かれていたので,何か,考え方が書いてあるのかと思いましたが,そうではなく,コーヒーとその周辺についてのこだわりが書いてありました。
例えば,どこの農家さんからの豆であるかだったり,豆からどのような加工を経て,コーヒーになるかのものがたりだったりです。ヨーグルトやお菓子などのレシピもありました。
世界観がでていて素晴らしいと思いました。
さて,ここ数ヶ月ずっと考えてきた山翠舎のコンセプトがまとまりましたので,こちらで報告させていただきます。
古木でここちよいお店をつくろう
古民家、その建材である古木には、今では失われたかつての林業や大工さんの知恵が詰まっています。
ライフスタイルの変化により古民家が手放されていく今、古木もまた廃材として捨てられています。山翠舎は、古木を廃材ではなく継承するべき財産ととらえ、新しい価値を吹き込みたいと考えています。
古木には自然が生む本物の形、そして手仕事による温もりがあります。そうした古木を使って生まれる空間には、人間と自然の営みを映し出す深い味わいとここちよさがあります。
山翠舎では、そうしたここちよいお店をつくるにあたって、以下の3つのコンセプトの柱を立てています。
3つのコンセプトの柱
1. エコロジカルな価値の創造
自然素材である古木を再利用することで環境と調和のとれたものづくりをし、持続可能(サステナブル)な社会の実現に向け力を注ぎます。
2. 普遍的なデザインの追求
古木がもつ素材そのものの力(本物の魅力)が自走するデザインを目指します。素材の良さを失わせるような過剰な作為は退け、普遍的なデザインを追求します。
3. ストーリーを大切にしたものづくり
ただの箱物はつくりません。ストーリーのある空間をつくります。これからお店をつくろうとされるオーナー様のストーリー、豪雪地帯で古木が紡いできた100年のストーリー、そして80年以上にわたり木を扱いつづけてきた山翠舎のストーリー。これらをすべて結び合わせプランづくりを行います。お店ができたあとも引き続きオナー様の人生ストーリーが実現されるようサポートします。
いかがでしょうか。共感していただけるとうれしいです。
2週間以内に山翠舎のウェブサイトにも反映させたいと考えています。
さて,話は元に戻って,ブルーボトル六本木店について。
ちなみに入り口はちょっと分かりにくいです。
昨年できたバーニーズの脇の道を入って行きます。
ほんとにここにあるの?
という場所でしたが、これだけの人がいました。
コンセプトに共感するとこうなるのですね!