琉球八社巡礼.2 金武宮へ
いや、この琉球八社巡礼の報告はそんなに時間をかける積りではなかったのですが、ただ、前回、書いたことがいきなり最初に現れましたので、その段に色々ああだこうだと書いても分かり辛いと思いましたので...
前回はプロローグでした。
そして、いよいよ今年になりましたが...
なぜか、なかなかレンタカーを予約できなかったのです。
わたくし最近はこのレンタカーというものの便利さにすっかり馴染んでしまい、旅先でのタクシー移動、もしくは、関東甲信越は別としても、それより遠くでクルマが必要な場合に自分のクルマで行くことがほとんどなくなりました。
というか、最近、レンタカーも最新の車種が乗れますし、まぁ、ガタイが大きいのでやはり小さいクルマはちょっと敬遠しますが(でも、そのクラスだととってもリーズナブルですが...)、昔より充実している(昔は頻繁に使ってないのでわかりませんが)気がいたします。
なので、まずタクシーはお客様と一緒以外、ひとりでの利用はなくなりました。
一例をあげれば、お伊勢参り。
以前は、伊勢市駅からタクシーで外宮、内宮、二見浦を回って、宿泊先の鳥羽まで全部回って頂くと大体25,000円くらいでしたが、レンタカー、勿論自分で運転しますが、1500㏄クラスで半日借りて、保険もフルスペック(損保担当の方にレンタカーの補償はフルで入ってくれれば心配ないと指導されておりますので)ガソリンは現地精算でも絶対10,000円は越えません。こえだと、瀧原にも、時間があればお椿さまにも行かれますので...
あ、また横道に逸れました。
でも、古寺巡礼しているときより、神社はやはりとんでもない場所にあるところが多いですから。
歩くのは好きですが、鉄道が一日3往復なんているところはザラなもので...
もうレンタカーは手放せません。
沖縄といえば、ちょっと遠出をするのであればレンタカーは必須です。
なにしろ鉄道がありませんので...
そういえば、返還して暫くは右側通行でした。
まだ、わたくしは残念ながら免許証を持っておりませんでしたが(わたくしが取得した直後に変わったと記憶しています)。
それで、話を戻しますと、レンタカーを押さえていなかったら、なんと台風が襲来するということが分かりました。
那覇はモノレールがあるので、なんとかなりますが、それこそ台風にでもなったら、クルマでもないと、ホテルにじっとしているだけの一日になってしまいます。
折角の公務(?)の合間の一日を有意義に過ごすためにはとにかくレンタカーを予約しようと。
ところが、レンタカー会社の方が、台風が襲来している関係でキャンセルが相次いでいます。
台風の規模によっては、クルマが危険なこともありますので、車種に拘らないのであれば、当日でも大丈夫ですという、素晴らしいお言葉...
そこで、クルマを借りるか否かは現地で様子をみてからにしようと思いました。
この台風、実は、日本の近海で発生したので、最初は熱帯低気圧に毛が生えたレベルでしたが、徐々に発達し、その暴風域や、今季最大級となりました。なので、羽田~那覇便も、わたくしの便はほとんど遅れませんでしたが、前後は1時間近い遅延。更に、その日、羽田からの便は欠航がなかったものの、その他の空港からは欠航も出始めました。
一方、那覇では、静かなもので...
というか、沖縄本島には上陸する気配がなく、台風の中心は南大東島に...
したがって巡礼当日は、晴のち曇りという天気予報になり、クルマを借りることにいたしました。
で、借りたクルマが...
(笑)
こんなの貸してくれるのですね。いまだに車名もよく存じません(尤も、最近の国産車の車名は殆どわかりませんが...)。と、いうことで出発させていただきました(中々ここまで長かった... 笑)。①金武宮(きんぐう)
琉球八社は、那覇市に6社、あとの2社はちょっと遠方にあります。
したがいまして、遠くから行こうと単純に思いました。
本来、順番があるのかどうかはわかりません。
でも、もしそれが間違っていれば、必ず軌道修正されますので...
那覇からクルマで沖縄自動車道(高速道路)を利用して、約55分で到着しました。
と、申しましても、例によって初っ端から迷いました。
カーナビは「目的地周辺です。音声案内を終了します」
ですので...
神社参拝ではしょっちゅうあることです。
しかし、今回は下調べもじっくりする時間がなく、関連ウェブサイトをピックアップしていた程度でしたので。
あ、沼島での苦い体験(GPSが作動しないという)もありましたので、一応プリントアウトもしておりました。
で、いきなり驚き!
どうも「金武宮」は、この「観音寺」の境内にあるようなのです。
ええーー??
沖縄でも神仏習合??
というか、そういう言い方で正しいのでしょうか??
あ、いや、そもそも沖縄の寺院ってなんなのでしょう??
しまった、全く分からなくなってしまいました。
まぁ、でもそういう知識は取りあえず後にして、参拝させて頂きます。
と、わたくしより少し前に男性が入って行かれましたのでその次にしようと...
あ、わたくし、一人で参拝するときは、どんなに混んでいても、横から割り込んだりいたしません。
前の方が終わるまでお待ちします。
当り前のことです。
でも、日本人なのに、参拝者がいるのに、お賽銭を投げたり、後ろから拍手したりするとんでもない方もまだまだいtらっしゃいますね。
こういうことは(以前にも書きましたが...)神社ガールのような若いかたの方がマナーが良いですね。
意外に高齢者やシニア層はダメですね。
やはり、あの年代層が神道をきちんと継承していない証拠です。
それで、待っておりましたが、なんとその方は靴を脱いでお堂の中に入っていってしまいました。
暫く待っておりましたが、出てこられません。
その待ち時間で境内を拝見致しましたが、このわたくしの前にあるのは金武宮の拝殿ではなく、どうも観音寺の本堂のようなのです。
では肝心の金武宮はどちらにあるかというと、境内の向かって右側にある、洞窟の中のようでした。
それで洞窟に近寄ってみましたが、どうもこの中に鎮座されているようです。
この洞窟は入場料がかかるそうですが、そういう表記もなく、その変わりに洞窟内の照明も点いていませんでした。
そして観音寺の茶屋も尋ねましたが、どなたも出てこられませんでした。
そこで、洞窟の前で修祓の祝詞を唱えさせていただき、中に入らせて頂きました。
昨夜から今朝にかけて時折降ったスコールの影響で、かなり抜かるんでおり危ない状態でしたが、祠をみつけました。
これが、金武宮のご神体なのかはわかりませんでしたが、洞窟をさらにこの下に下るのは相当な危険を伴うようでしたので、こちらで参拝させて頂きました。
かなり勉強不足だったようですが、でも、参拝が終わっって洞窟から出てまいりましたらきれいな青空が。
色々境内を散策してみたい衝動にかられましたが、本日は八つのお社を巡る予定ですので、これで失礼させて頂きました。
所在地 沖縄県国頭郡金武町金武222
主祭神 伊弉冉尊 、速玉男尊 、事解男尊
社格等 旧無格社
創建 尚清王 御代(1527年 - 1555年)
本殿の様式 祠
札所等 琉球八社
つづく...