蝋梅のように
2022.01.20 21:40
まだまだ冷たい空気の中で
まぁるくふっくら膨らんで
見るものの心を和ませる
凛とした澄み切った冬空の下で
我が身の黄色を透き通らせて
いつまでも眺めていたい気持ちにさせる
近づけば
やさしく甘く
しかもどこか爽やかな
こだわりのない香りを放ち
あたり一面を
そこに居る者を
幸せな
清々しい
開放的な気持ちにさせる
そして
黙っている
何をどう感じようとも
それはあなた次第なのだと
私が何か働きかけたのでも
して差し上げたのでも
ましてや導いただなんてとんでもない事と
ただ咲いている
そこにある
天を向いて生きている
ああ、蝋梅のように生きてみたい
ああ、蝋梅のようでありたい
そんな私になって
そんな詩が書けたら
と思う