【物 流】東急 「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」を沿線で開始
2022.01.21 03:15
東急はプロロジス、ウィルポートと協業し、「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」を構築し、東急線沿線にて開始する。近年、物流業界全体でドライバー不足、ドライバーの長時間労働が社会問題化している。さらに、2024年にはトラックドライバーの時間外労働への上限規制が厳格化されることから実施される。
「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」は配送拠点(ラストワンマイル拠点)の整備・運営ノウハウをプロロジスが提供し、TMS(共同配送管理システム)の開発・提供をウィルポートが実施、既存配送拠点およびベルキャスト(「東急ベル」の配送スタッフ)による配送を東急が提供する。 このサービスで利用するTMSはドライバーの空き状況確認や配車、ドライバーの技能や研修履歴、車両整備状況などを一元管理するクラウドシステムで、ドライバーごとの配送状況をリアルタイムに把握し、配送品質の見える化をすることで、適切かつタイムリーな配車と、配送品質の向上が可能。将来的には「個宅向け配送混載モデル」によって、配送効率の向上を目指す。
ベルキャストは、交通安全教育の徹底、高品質な接客研修など独自の研修を受講し、認定を受けた従業員だけが業務に従事する。 今後は、東急線沿線エリアでの実運用をモデルケースに、各地域の配送プロバイダと連携し同サービスを全国へ拡大する予定にしている。
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