平常心を失ったときの対応策
こんにちは!
Spark Lab(スパークラボ)の清川 絹です。
ものすごく忙しい一日の後、
いつもなら許容できる娘の言動に、
感情的に反応してしまって大反省。
今日は、そんなときに、
「うまくいかなかった自分」と向き合うのに便利な、
私が愛用しているエクササイズをご紹介したいと思います。
「平静を保つための道のり」エクササイズ
ルミナ・スパークには、日常的に発揮している資質のみならず
「行き過ぎたとき」という考え方があります。
プレッシャーがかかっているときや
ストレスがたまっているとき、
誰でも、いつもと違う反応や行動をしてしまうもの。
普段は効果的な強みも、「裏目」に出ると、
自分にも周りの人にも、よくない影響を与えてしまいます。
「平静を保つための道のり」のエクササイズは、
いつもの状態を取り戻すための、
シンプルな4つのステップです。
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- 気づく・理解する
- 深呼吸する
- いつもの状態に戻るために使えそうなクオリティを意識する
- 普段上手に使えているクオリティでさらにそれをサポートする
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行きたくない!こわい!
ちょっとお恥ずかしいですが、
私に降りかかった事例でご紹介してみたいと思います。
小学3年生の娘が、
いつもの習い事になぜか、「怖い、行けない」、というのです。
その日の私は、仕事がとても忙しく、
心理的にもなかなかの負荷の中、綱渡りでこなした上に、
夕方以降に、複数のタスクを依頼されるという、
疲れと心理的プレッシャーでいっぱいいっぱいな状態でした。
娘が「行けない」と言い出したその時は、
既にもう出発しないといけない時間でした。
新年初めての回で、しかも振り替えができない。
そんなことが頭をよぎり、
「さっさとしなさい」、「ちゃんとしなさい」に頭を支配されてしまいました。
当然、会話はギスギスします。
「行きたくないなら、もうやめたらいいじゃん」
あー言ってしまった。
しかも、しつこく言い続けてる自分を制御できない。
普段うまく機能している「実践的」というクオリティは
行き過ぎると、「視野が狭くなる」という顔を見せてきます。
プロセスに乗せてみる
私はこんな風にエクササイズを進めてみました。
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- まずはいつもの状態から逸脱していることに気づく。
- いつものところに自分を戻せるよう、深呼吸して落ち着く。
- 「目的」を意識する:そもそも習い事の目的ってなんだっけ?
- 「柔軟性」を取り戻す
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いつもの柔軟性が使えていたら、
「怖いのかー。でもこないだ同じようなこと言ってたけど、こうやったらできたね」とか
「当日で申し訳ないけど、休みますと連絡する?」とか
「挨拶だけしてこよっか?」などなど
彼女がその状態からでもできることを
落ち着いて提案できる気がします。
例え、そこまで戻ることができなくても、
「今日は私も特別忙しかったから、この件に対応するのはやめていいんじゃない?」と
「休みますって連絡しとくね」で済ませるという
自分に優しくする選択肢もありそうです。
未来の自分のために
今回の私は、残念ながら、
その瞬間にこの思考をすることができませんでした。
でも、あとからでも、このプロセスで思考して、
次に同じようなことが起きたら、何を意識するのかを決めておくと、
同じ間違いを起こしにくかったり、
自分の陥り勝ちな「行き過ぎ」に気づきやすくなったりすると感じています。
あなたは、自分の陥り勝ちなパターン、認識していますか?
あなたが平常心を失ったとき、
何を意識すると、いつもの状態に引き戻してくれそうですか?