助産師向け乳房ケア研修について
当院では助産師さん向けの乳房ケアの研修をしています。
講義の内容は参加される方の質問を中心に構成しています。
私が大阪にいるころ
あいちょ助産院へ研修を受けたときに質問したこと
・とれないしこりはどこまでマッサージすべき?
・そもそもしこりはなぜできる?
・繰り返す白斑の原因は?
・保護器(ニップル)を安易に使っていいのか?
・乳腺炎のときのマッサージは?
・母乳分泌がゆっくりな人へのケアは?
・産褥早期の緊満へのケアは?
・断乳のときのケアは?
・陥没乳頭は直接吸えない?
・開業したい、どう手続きしたらいい?
まだまだたくさんあったと思うのですが
一部はこんな感じです。
参加希望の方は研修日前に、知りたいこと、学びたいことを
上記のように箇条書きで教えてください。
受講の際、助産師◯年目など区切りはありません。
病院勤務の方、地域で働いている方、開業されている方、これから開業予定の方、
どなたでも受講可能です。
講義時間は3時間です。
現在は9:30〜12:30でお願いしています。
(毎週木曜日はデイケアのため、木曜以外の平日にお願いします)
講義料金は
お1人でしたら25,000円
お2人でしたらおひとり20,000円
3〜4人でしたらおひとり15,000円
「母乳育児スタンダード 第3版」の本があれば持参してください。
ちなみに
私は◯◯式などのマッサージではないです。
今まで私自身もたくさんの研修を受けてきました。
そして開業後にもケアを重ね、現在は自分なりにアレンジしています。
マッサージの手技が重要と思われがちですが
それよりもなによりも
「今、おっぱいの中で何が起きているのか?」
を考えることの方がもっともっと大切です。
大事にして欲しいのは手技よりも知識です。
おっぱいの中でいま何が起きているのかが分かれば
それに対する手技は分かってくると思います。
私は重症の乳腺炎ではマッサージしません。
白斑は無理にとりません。
それはなぜか?そんな話もしたいなと思います。
講義を受けた方のみ
実際に来院されるママのおっぱいマッサージを
実技研修として受けることができます。
実技研修は1人だけ来ていただきます。
おっぱいマッサージは
ママのおっぱいだけをみるのではなく
ママの体、心の状態、育児環境、
赤ちゃんのこと、すべてアセスメントして
ママへのアドバイスにつながります。
私がママや赤ちゃんのどこをみているのか、
どんなアドバイスをしているのか、
それも学んでください。
実技は何度も受講して大丈夫です。
自信がつくまで受講してください。
実技研修は
通常おっぱいケア50分と
そのあと30分振り返りの時間を設けます。
30分の間に日頃の疑問点を質問していただいても大丈夫です。
受講料は5000円です。
エプロンを持参してください。
手袋は当院のものを使って良いです。
ぜひ目的をもって受講してください。
⭐︎いつも来てくださっているママたちへ
ママたちには事前に研修を受けてくださるか確認をしています。
マッサージも私が手を添え、見ていますので
痛いマッサージではないです。
私も教えながらになりますので
おっぱいケアの割引をさせてください。
未来の助産師さんたちのためにお力添えを
よろしくお願いします!!
開業は予定にない助産師さんでも
病院でのおっぱいケアにぜひ活かしてください。
産褥早期のケアがどれほど大切かも話したいです。
いきなり乳腺炎で来られた時の対応に不安な助産師さんも
この機会におっぱいケアの知識や技術を身につけて
1人でも多くのママが
笑顔で子育てできて
安心して母乳育児ができるよう
支援できる助産師であって欲しいと思います。
そんな仲間がもっともっと増えたらと願っていますので
私も今までの経験や知識を出し惜しみなく
お伝えいたします。
今まで研修に来られた助産師さんたちの
知りたい内容を掲載しておきます。
ご参考までに!
産褥早期の乳房緊満への対応はよくあるご質問です。
どのような研修の内容か気になる方はぜひnoteをご購読ください。
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しお助産院では根拠に基づいた乳房ケアを推奨しています。