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美と健康のスーパーヘルス栄養学

あなた血管詰まってます|がんより怖い動脈硬化

2018.11.05 15:40


「あなた血管詰まってます」と言われ、

「いや、自分には関係ない」

と思いましたよね?

残念ながら、あなた血管詰まってます。


・・・・え?なんて失礼なことを言う奴。

はい、すみません。

一体どういうこと?!ということで、

今日は動脈硬化についてお話しします!


動脈硬化とは?


動脈硬化。どんなものか、おわかりになりますでしょうか?

動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまって、
詰まったり、硬くなったりして弾力性や柔軟さを失った状態のことです。

つまりつまり、

普段血液が通る動脈に邪魔なものが詰まっているので
血液の通りが悪くなりますよね。


そうすると体はなんとか血液を流そうとして心臓が頑張って圧をかけたりして、

これが高血圧につながります。


動脈硬化が進行し、血管が詰まって心臓に酸素が送れなくなったら狭心症や心筋梗塞。

脳組織に血液や酸素やその他の栄養が来なくなって脳組織が死んでしまったら脳梗塞。

また動脈硬化により欠陥がもろくなり動脈が破れて出血が起こったら脳出血。


などなど、深刻な病気につながるのが動脈硬化なのです!
怖い!


でもそれって老人の病気でしょと思いきや、

そんな動脈硬化が10歳の小学生にも見つかったというニュースがあったのです。

それももう30年以上前の1984年の話です。

北里大学の研究で、交通事故で亡くなった方の解剖をして調べたところ、

5歳には75%が、そして10歳以上はなんと全員に動脈硬化があったとのことなのです!


小学生ですでに血管が詰まっているという事実はかなり衝撃的なのではないでしょうか。


そこには時代背景とともに移り変わってきた食生活を無視することはできません。


実は1960年代頃は、心臓発作や脳梗塞にかかる人はそれほど多くなく、

いたとしても年配の人に限られていました。

日本にいったい何が起こったのでしょうか。


その理由はこちら!🔻



ファミレスが日本を変えた


1970年代、ファミリーレストランが続々とオープンしたのです。

ファミレスやファーストフードが大普及したことで、油を使ったメニューが一気に増えました。


ここで「やっぱり油をたくさん食べるといけないんだ!」というのは違います。


この時代、「動物系の油は身体に悪い、植物系の油は身体にいい」というのが常識でした。

植物系に多く含まれるオメガ6は人間の身体では合成できないので食べなければならないということから一気に植物油ブームとなったのです。


しかしここには重大な落とし穴がありました。

確かにオメガの6は必須脂肪酸と言われていて、人間の身体では合成できないので

食べ物で摂取しなければなりません。

しかし、実はオメガ6は「とっても酸化しやすい」という特徴があるのです。


酸化した油が体内に増えると、人間の身体の中ではマクロファージとよばれる免疫細胞が

この酸化した油を食べてくれます。

それによってこの酸化した油が細胞膜に使われることはある程度阻止できますが、

多すぎるとマクロファージがこれを食べきれず、抱えきれない酸化した油を排泄します。

これが血管の内側にへばりついて血管が詰まることにつながるのです。



動脈硬化にならないためには?


では動脈硬化にならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

それは、

Point①:酸化した油を摂らないこと
Point②:油のバランスを意識して摂取すること
Point③:抗酸化物質をたくさん食べること

これがとっても大事になります。



Point①:酸化した油を摂らないこと

油は熱に当たるとすぐに酸化してしまいます。

熱を加える料理に使う油は酸化しないバター・ラード・ココナッツオイルなどの飽和脂肪酸を使用するようにして、酸化しやすいサラダ油などは使わないようにしましょう。


Point②:油のバランスを意識して摂取すること

まず、油は2つの種類に分類できます。


・飽和脂肪酸(バター・ラード・ココナッツオイル)

・不飽和脂肪酸


さらにこの不飽和脂肪酸には3種類あり、オメガ3・オメガ6・オメガ9が存在します。

この3つの中でオメガ9は体内で合成できますが、オメガ3とオメガ6はできないことから

必ず摂取しなければならないと言われています。

ここで大切になってくるのが、これらの油摂取のバランスです。


飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は1:1、

オメガ3とオメガ6は1:1


この比率が理想的と言われています。

しかしファミリーレストランなどの食事はほとんどがオメガ6。

バランスが全く取れていないため動脈硬化を進めてしまうのです。

バランスを意識して飽和脂肪酸やオメガ3を摂取するようにしましょう。


Point③:抗酸化物質をたくさん食べること

それでも摂取する食べ物を100%酸化していないものにするのは難しいです。

そのため抗酸化物質をたくさん摂取することがかなり大切になってきます。

抗酸化物質とは、野菜です!

抗酸化物質をしっかり摂ることで酸化した油を還元することも可能となり、

つまり動脈硬化を予防することもできます!


いかがだったでしょうか?


血管を綺麗にしておくことは病気の予防になります。


いい油を摂る、油のバランスを意識する、野菜をたくさん食べる!


ぜひ生活に取り入れてみてください。



Rumi