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「日本のため」に日米同盟は必要

2010.01.05 09:25

親中か親米かという単純な論理ではなく、

「日本のため」という柱を一本貫いて物事を考えれば、

日米同盟の重要性は誰の目にも明らかであろう。

 

この20年間2桁増で防衛費を増やし続けている中国の軍事力が、

わが国の脅威であることは何の疑いようもない。

戦闘機ひとつとっても、F15に匹敵する第4世代を配備しつつあり、

第5世代の準備も進めている。大型の空母も目下建造中である。

2015年には、わが国や台湾の空軍力・海軍力を凌駕し、

軍事的均衡を破ることが予想されている。

その時、わが国は、日米同盟の機能無しに、安全を保持できるのだろうか。

 

今の政治には、

国家を守る気概が無い。

気概が無いから、戦略が無い。

 

中国に対して毅然とした態度を出来ないのは、何故か?

そもそもアジア主義に染まった者は論外であるが、

そうでない者であっても財界の圧力にでも屈するのだろうか。

一般的な米国人は自国に弾道ミサイルが飛んできた時、

当然同盟国の日本は打ち落としてくれるだろうと考えている。

しかし、それが出来ないことが分かった時、

米国世論から日米同盟に対する疑念が生まれることは必至である。

経済偏向の国のかたちは、もう通用しなくなっている。

 

自衛隊の能力を高めつつ、日米同盟を深化させ、

集団的自衛権の行使の道をつくることが、

「日本のため」に政治が為すべきことである。

 

 

畠中光成