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震災復興について

2011.05.13 07:49

東日本大震災から2ヵ月が経ち、いまだなお避難所で暮らしておられる方々を思うと心が痛む。

災害の規模が違うとは言え、阪神の時は復旧に向けた取り組みはもう少し早かったように思う。

私も阪神・淡路大震災では、仮設住宅暮らしを経験したが、

その時は2ヵ月経過時点で3万戸の仮設住宅建設が終了していた。

しかし、今回はいまだ7千戸程度だという。

仮設住宅と避難所の暮らしは、天と地ほどの差がある。

何が何でも建設を急ぐべきだろう。

 

さて、復旧に向けて取り組むべきことを以下に挙げたい。

1)東日本復興院の創設

 大臣ポストを3つ増設すると言うが、そんなものを東京に置いても役に立たないばかりか、

かえって邪魔になることも考えられる。

 大切なことは「現地に」大臣級の役職を新設し、宮城・福島・岩手の3県をはじめとした

東北全体の復旧に権限を与えるべきである。

2)復興財源は紙幣を刷ること

 増税も国債発行も適切でなくても、この手がある。

 インフレを恐れているのは、日銀の論理であり、

 増税をやりたいのは、財務省の論理である。

 ただでさえ日本経済はデフレ下にある。

 禁じ手と言う人もいるが、今のような緊急時には、紙幣を刷ってもおかしくはない。

 リーマンショックの時程度でさえ、アメリカ・中国は大量にお金を刷ったではないか。

なぜ日本だけ出来ないのか。

政官が「平時」の発想であるからだ。

もちろん政府保有株式の売却、公務員給与削減など、徹底的に無駄を排除する方向性は言うまでもない。

3)電力供給に道筋を

 原子力に抵抗が生まれてしまったが、日本経済と国民生活の為には、

「安全な」原子力推進しかありえない。

安全基準を徹底的に見直し、電力供給に道筋をつけるべきだ。

 

東北の被災地のみならず、この数年で日本経済のダメージが明らかになっていくだろう。

震災復興需要に期待する向きもあるが、建設関連など特定産業の公共事業のみで、

決して裾野は広がらないと考える。

今からグランドデザインを描いておかないと、日本は長期低迷が確定してしまう。

 

畠中光成

http://hatanaka.cdx.jp/