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天皇在位20年に思う

2009.11.12 07:07

天皇陛下ご在位二十年を迎え、国民があらためて皇室の存在と、わが国の国体に対して思いを馳せるべきだと思う。

昨今、皇位継承問題をはじめ、皇室のあり方に関する議論がいくつか出てきているが、宮中祭祀に関する国民や宮内庁の理解不足を疑問に感じている。

わが国の弥栄を祈る祭祀王、また連綿と続く国家国民の歴史の象徴のお立場から執り行われる宮中祭祀は、神と天皇、天皇と国民を繋ぐ、最も大切な行事である。

この祭式の伝統は、俗世的風潮によって変えられるものではないことを努々、国民と宮内庁は知っておくべきである。

この宮中祭祀に対する国民と宮内庁の無理解が、皇室問題の根源にあると、私は考えている。