鳩山おろし

普天間基地移設問題の迷走が、民主党内においては、

ようやく鳩山首相の責任問題に発展しているという。

小沢幹事長とセットでの辞任にならないように、

十分に配慮しながらといった「鳩山おろし」が進行している。

それもこれも、参議院選挙対策のため、

5月末頃にトップの首をすげ替えるといった、当初のシナリオどおりである。

そもそも問題は民主党という組織の体質にあり、

400名を超える衆参の所属国会議員に責任がある。

「政権交代準備完了」とか「一度、政権を任してみてほしい」

という訴えは何だったのか。

それを国民が信じて、一度任せてみたものの、

当の民主党側が「二度は無い」と腹を括っているとは思えない。

ここまで酷ければ、国家のために衆議院を解散すべきであろう。

畠中光成