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権力の暴走

2010.02.14 08:50

陸自幹部が日米共同訓練の訓示にあたり

「同盟は『信頼してくれ』という言葉だけで維持されるものではない」

と述べたことで、北沢防衛相より注意処分を受けた。

鳩山首相がオバマ大統領に述べた「Trust me」を

連想させるためとのことだ。

幹部が述べた話は、

体を張って安全保障を担っている自衛隊員、米軍兵士双方に向けて、

至極真っ当な訓示である。

 

軍事に対して政治が優位である文民統制は言うまでもないが、

ここまでくれば言論統制の行き過ぎであると思う。

仮にこの訓示が事実、鳩山首相を批判する意味であり、

注意処分が真っ当であったとしても、

そのように自衛隊員に思わせる政治側に問題はないのか。

そこに踏み込まねば、「権力」は暴走する。

 

そういえば小沢による天皇の政治利用以降、

警察機動隊が民主党の都道府県連を警護するようになった。

過激な右翼からの攻撃を警戒してのことだが、

実際そのようなことは皆無であった。

その風景を見て、

国家を貶める人物を、国家が警護する、

「権力」とはこうにもなるものかと思った。

 

 

畠中光成

 

国民が与えた「権力」は、国民にしか剥奪できない。

あらためてそう思わせる出来事であった。