民主党代表選について思うこと

2011.08.28 13:44

民主党の代表選挙が行われています。

共同記者会見での各候補の主張を見ていると、

日本の進むべき道筋が提示できていないように思います。

 

中国の台頭にどう対処するか。

超少子高齢社会での社会保障をどうするか。

 

こういった国民誰もが不安に思う課題に立ち向かおうとしていません。

 

マニフェストの見直しや大連立、復興財源や原発のあり方。

一見、大切なことのようですが、日本のおかれている状況を考えると、

議論の土台そのものが陳腐すぎるのではないでしょうか。

候補者それぞれのバックボーンを代弁しているだけで、

日本の首相としてのグランドビジョンが語られていないように思います。

 

言い換えるならば、

安全保障を含む憲法改正の論議、

経済成長のエンジンを仕込む為の公務員改革、

これらが決定的に欠け落ちているのではないでしょうか。

 

国民が望む政治を行うためには、解散総選挙を行うのが筋だと思います。

 

ちなみに松下政経塾出身者としてコメントするならば、

野田さんが増税路線に進んでいること、

前原さんが党内で人望を勝ち取れていなこと、

この2点が残念です。

 

しかし、もし両氏が1位にならずとも決選投票になれば、

手を組むことは間違いないでしょう。

松下政経塾はバラバラなように見えて、一本横串は通っています。

けれども、それは反小沢という民主党内のコップの中での話であって、

国家を救うほどの結集からは程遠いように思います。

 

松下政経塾は政界再編の役を担うべきです。

私がみんなの党を選んだのは、そのような理由もあります。

 

 

畠中光成

http://hatanaka.cdx.jp/