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参院選の争点は

2010.03.08 08:14

夏の参院選に向けて、日本の政局はどのように動くだろうか。

そもそも参院選は、衆院選以上に組織選挙となる。

よって労組を支持母体とする民主党が、一定の強さを持つのは間違いない。

一方で業界団体を支持団体とする自民党だが、民主党に切り崩されつつあると聞く。

舛添さん、与謝野さんなどは、谷垣総裁への不満もあるように見え、

党内も選挙に向けて一枚岩ではなさそうだ。

地方議員を中心とした地方組織は依然として自民党に軍配が上がるが、

衆院選の大敗を受けて、どこまで力が入るかが鍵であろう。

みんなの党や平沼グループなど、第三極への国民の期待感も高まっているというが、

明確な理念と組織体としての強さはこれからかもしれない。

 

支持率が下がったといえど、総じて参院選における民主党はそれなりの強さを持つだろうと思う。

しかし、問題は参院選の争点は一体何になるのかということだ。

民主政権になり半年が経ち、大切な問題は多々あるのだろうが、

いまだに「政治とカネ」の問題ばかりが報じられる。

こども手当や高速道路の無料化ができるかできないかなど、

語弊を恐れずに言えばどうでも良い問題だろう。

 

国民は何を軸に、参院選の選択をすればよいというのか。

いまだにその席に座る、鳩山首相・小沢幹事長の罪は重い。

 

 

畠中光成