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尖閣漁船衝突事件

2010.09.24 00:49

尖閣諸島での漁船衝突事件だが、いよいよかという思いがする。

政府は今のところ冷静に対処するということだが、

冷静だけでは対処できない事態も想定すべきだ。

 

前原外相が、「尖閣は日米安保の対象」という言質を米国から取り付けたのは良いが、

わが国としてはこの地域に軍事行動が発生した場合、

自ら対処できる体制を整えておかねばならない。

その時期は明日かもしれないし、今日かもしれないのだ。

 

そもそも政治にその気概があるのか、ということだ。

しかし、鳩山氏の「東アジア共同体論」や、

小沢氏の「600人訪中」「天皇陛下への特例会見」は一体何だったのだろう?

また今もなお進行している「普天間の迷走」は何なのだろう?

もっと言えば、昨年の政権交代は何だったのだろう?

世論に阿る、浮ついた政治行動がどれだけ危険かということだ。

 

わが国の危機的な状態をしっかりと捉えておかなければ、

取り返しのつかない事態に陥りかねない。

わが国の国益のみならず、アジアの政治地図に関わるのだ。

 

 

畠中光成

 

 

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http://hatamitsu.iza.ne.jp/blog/entry/1765241/