2012-2013日本の分水嶺
民主党連立政権により、日本が混迷の度を深めている。
こども手当てなど財源なきバラマキ経済政策、
外国人参政権の検討など国家観なき社会政策、
日米同盟の弱体化と媚中外交。
無能を装い、わざとやってるとしか思えない程、売国政治の連続である。
鳩山政権の支持率は30%を切ろうかというところに来ているが、
それでも何とか暴動も起きずに済んでいるのは、
危機を国内の問題として捉えているからだと思う。
外に目を向ければ、日本ほど危なっかしい舵取りをしている国は無い。
この2~3年、すなわち2012~2013年にかけて、
世界は歴史上、大きな分水嶺に立つ。
そこで果たして日本は、正しい選択をすることができるのだろうか。
2012~2013年までに、中国は台湾を含む第一列島線における、
制空権、制海権を完全に確保する。
経済成長率は8%の目標を超えつづけ、世界第2位を明確なものとする。
それを見つつアメリカは、2010年の中間選挙、2012年大統領選挙で、
どのような選択をするだろう。
日米同盟は、米中接近よりも、アメリカにとって力強い選択肢たりえるだろうか。
ロシアは2012年の大統領選挙において、
極東の資源を狙い、プーチンの力を再び盛り上げてくる。
韓国の大統領選挙も2012年。
たまたま親日の李明博は、韓国憲法上1期で終わりである。
そして北朝鮮は、金正日の健康問題により政権移行があるだろうが、
安定的に行われる保障はどこにもない。
現在の民主党政権が行っている政策は、
激変する世界の荒波に対して、
あまりにも無防備であるばかりか、
むしろ自ら進んで滅びの道を選択しているかのように思える。
2012-2013まで、
わたしたち日本国民がどのような思考で行動をし選択をするのか、
子孫に問われる分水嶺である。
そのような中、大量当選した民主党議員たちの任期は4年。
選挙に勝つことが絶対命題である小沢氏主導のもと、
2013年ギリギリまで居座ろうとする。
こういった危機の中に、われわれはいる。
畠中光成