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2012-2013日本の分水嶺

2010.03.26 12:40

民主党連立政権により、日本が混迷の度を深めている。

こども手当てなど財源なきバラマキ経済政策、

外国人参政権の検討など国家観なき社会政策、

日米同盟の弱体化と媚中外交。

無能を装い、わざとやってるとしか思えない程、売国政治の連続である。

 

鳩山政権の支持率は30%を切ろうかというところに来ているが、

それでも何とか暴動も起きずに済んでいるのは、

危機を国内の問題として捉えているからだと思う。

外に目を向ければ、日本ほど危なっかしい舵取りをしている国は無い。

 

この2~3年、すなわち2012~2013年にかけて、

世界は歴史上、大きな分水嶺に立つ。

そこで果たして日本は、正しい選択をすることができるのだろうか。

 

2012~2013年までに、中国は台湾を含む第一列島線における、

制空権、制海権を完全に確保する。

経済成長率は8%の目標を超えつづけ、世界第2位を明確なものとする。

それを見つつアメリカは、2010年の中間選挙、2012年大統領選挙で、

どのような選択をするだろう。

日米同盟は、米中接近よりも、アメリカにとって力強い選択肢たりえるだろうか。

ロシアは2012年の大統領選挙において、

極東の資源を狙い、プーチンの力を再び盛り上げてくる。

韓国の大統領選挙も2012年。

たまたま親日の李明博は、韓国憲法上1期で終わりである。

そして北朝鮮は、金正日の健康問題により政権移行があるだろうが、

安定的に行われる保障はどこにもない。

 

現在の民主党政権が行っている政策は、

激変する世界の荒波に対して、

あまりにも無防備であるばかりか、

むしろ自ら進んで滅びの道を選択しているかのように思える。

2012-2013まで、

わたしたち日本国民がどのような思考で行動をし選択をするのか、

子孫に問われる分水嶺である。

そのような中、大量当選した民主党議員たちの任期は4年。

選挙に勝つことが絶対命題である小沢氏主導のもと、

2013年ギリギリまで居座ろうとする。

 

こういった危機の中に、われわれはいる。

 

 

畠中光成