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経済停滞と財政問題

2010.02.17 01:57

世界的な金融危機に、

経済停滞の原因を覆い隠された感があるが、

小泉政権以前からその兆候はあったと思う。

 

もとを辿れば「日本の借金がたいへん」という財政問題に行き着く。

借金時計なるものも流行ったが、

しかし本当にこの借金がどれだけたいへんなのかという議論を、

あまり聞いたことが無い。

われわれは盲目的に、信じ込まされていないだろうか。

 

あわせて「将来世代にツケを残すな」というのも、

上記の借金とセットで流行り、

政治家のキャッチフレーズのようにもなったが、

これも一見もっともなようで、長期の借金を返すためだけに、

日本経済があるかのような発想ではないか。

その間に成長戦略は描かないつもりだろうか。

 

上記のような言説をする人は、

「政府紙幣の発行」に何故考えが及ばないのだろう。

これも不思議と、タブーのように「できない」と信じ込まされている。

 

わが国は、何か強烈な思い込みに支配されてはいないだろうか?

 

 

畠中光成