政治家は何故国民の方を見ないのか

2011.06.28 13:52

政治家は何故国民の方を見ないのか。

それは、政治家は国民を雇い主だと思っていないからだ。

国会議員の雇い主は、今や政党になってしまっている。

自民か民主の国会議員候補者のポストさえ得ることができれば、

高い確率で当選が可能となる。

また活動費などのお金も、昨今の新人候補はほとんど政党に賄ってもらっている。

国民よりも政党のほうばかりを見てしまうのは、このポストとお金が特権となってしまうからだ。

彼らにとって、お世話になっているのは国民ではなく、政党なのだ。

そのことで、政策もマニフェストに頼り、自ら立案する能力も磨く気概も養われず、

地元に帰れば1分フレーズの繰り返しとチラシの配布を行い、

国会では右に倣えで手を挙げるだけの公務員となっている。

今の政治がおかしいのは、このポストとお金の仕組みと決して無関係ではないだろう。

これではいけない。

 

私は自身が主宰するLEAD VOICE勉強会で定期的に講演を行っているが、

参加費として毎回一人1,000円を頂くことにしている。

マスコミには流れない最新情報を提供したり、私なりの考え方を提示したり、

少なくとも1,000円を裏切らない話をしようと努力もするし、

間違っても所属政党の受け売りのみに終始する話はしていないつもりだ。

1,000円でも私の話にお金を払っていただくことで、私の政策が商品となって、

有権者の皆さんが雇い主であると思う感覚を大切にしようと思っている。

 

畠中光成

http://hatanaka.cdx.jp/