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メディアと政治

2010.01.11 00:21

メディアの劣化と政治の劣化が連動している。

昨日のTBS系ゴールデンタイムの「みのもんたVS国会議員」は、

酷かった。

タイトルを見たただけで、その酷さは分かるのだが、

どの程度の番組か確かめる意味で、時間を割いて見てみた。

 

で、お題の潮流にあるのは、864兆円を超える日本の借金。

確かに天下りも渡りも良いとは思えないが、

与野党20人程もの国会議員が、

休日のゴールデンタイムの2時間、

喧喧諤諤にもならない、みのもんたに振り回されるテーマではない。

 

しかも、みのもんたの出す質問に対して、

与野党それぞれの議員の意見が、

全て「YES」か「NO」で、ピタッと一致するところも気持ち悪い。

小選挙区制では、所属政党に逆らいづらいサラリーマンのような論理が働き易いのだ。

〝皆に習え〟で手を挙げるだけの仕事しかしないのなら、

幼稚園児にでもできる。

 

来る通常国会にて外国人参政権法案が、

今にも通過しようとしており、

大戦略としては東アジア共同体への了解が、

既成の事実となりつつある中、

一切そのようなテーマが論じられないこと自体が、

偏向報道であることに気付かなければならない。

これらが報じられない状態こそが、日本の危機なのだ。

 

 

畠中光成