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鳩山・小沢辞任

2010.06.02 12:10

鳩山首相、小沢民主党幹事長が辞任した。

自民党から明日にも内閣不信任案を出す動きがあり、

民主党は否決を余儀なくさせられ、死に体の鳩山首相を辞めさせる

選択肢を失うことが直接の原因だ。(政治評論家・三宅久之氏)

次期首相が誰になるかに注目が集まるが、

日本の本質的な危機を乗り越えることを民主党には期待できない。

 

であれば、せめて経済ぐらいでも回復させてほしいと思う。

大和住銀投資顧問の門司総一郎チーフストラテジストによれば、

前原、野田、岡田、仙石(たまたま全て反小沢になる)

であれば、政策は市場経済重視となるため、日経平均は500円高も期待できるとのこと。

菅や小沢の影響下にある人物であれば、経済政策はこれまでの継続と見られ、

あまり相場には影響しないとのことだった。

株価だけが経済でないのはもちろんだが、

繰り返しになるが、その程度の期待ぐらいしか民主党にはしていない。

 

そんな中、民主党・小沢グループが新人議員60名を含めて会合を開いた。

次期首相に推す候補の条件について、「参院選に勝てる」ことを上げた。

その中身とは、

1)消費税を上げない候補

 (→すなわち、社会保障を考えないということ)

2)社民党と親和性のある候補

 (→すなわち、安全保障を考えないということ)

であるようだ。

この日本の危機において、まさに反国家的な政策であり、呆れ返る。

 

国家的な課題をこの政党に任せるのは、引き続き危なっかしい。

 

 

畠中光成