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〝The Lexus and the olive tree〟

2010.02.05 11:02

トヨタのブレーキ不具合事件から。

10年近く前の書物だがトーマス・フリードマンの「レクサスとオリーブの木」

(The Lexus and the olive tree)を思い出した。

グローバリゼーションの象徴としてのトヨタの高級車レクサス、

伝統的共同体の象徴としてヨルダン川岸のオリーブの木が描かれた。

 

グローバリゼーションとは世界中が均一化する方向に進むこと、

そしてそれに抵抗するところで紛争が起こる。

持続可能なグローバリゼーションを問うた書であった。

しかし、そのレクサス(トヨタ)が、アメリカとグローバリゼーションに叩かれるとは!

 

もう一冊、これも10年前だがダニエル・ヤーギンの「市場 対 国家」

(The commanding Heights)を思い出した。

今の時代は、市場よりも国家が管制高地(The commanding Heights)

を掌握しているということだろうか。

 

世界秩序の変化を、なんとか乗り切りたい。

わが国の管制高地(The commanding Heights)は、

誰が握っている??

 

 

畠中光成