やるべきことは被災地復興でしょう

2011.06.22 03:00

菅首相の退陣を巡る話題や、このタイミングで増税をしたがる議論など、

一体わが国がどのような状況におかれているのか、

不謹慎にも忘れてしまいかねない報道が多い。

間違いなく3・11の未曾有の津波災害からの復旧復興と、

これをきっかけとした今後の国家像が第一にあるべきだ。

おそらく、二大政党が国難から立ち直ることよりも、

権力争いに感心を寄せているからこうなってしまうのだろう。

 

この時代、リーダーの資質を求め過ぎると、ヒーロー待望論のように無い物ねだりになってしまう。

そんな人物はTVを見ても、まわりを見渡しても存在しない。

菅さんが良いとは決して思わないが、首相が変わればどう良くなるのかが、

二大政党やマスコミから伝わってこない。

誰がやるかが問題なのではなく、何をやるかの議論こそが大切なのだろう。

政治家はもちろんのことマスコミ報道も、権力争いを面白おかしく煽るのはやめて、

少なくとも復旧復興までは、まともに国のことを考えることに徹するべきだ。

 

畠中光成

http://hatanaka.cdx.jp/