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Oimachi Act./おい街アクト

日本に初めて来日した英国のグループはザ・アニマルズ

2022.01.28 03:00

イギリスのロック・グループで、最初に日本公演を行ったのがアニマルズ。

1964年の6月だ。

 

いわゆる"ブリティッシュ・ビート"(リバプール・サウンドと当時は一括して呼ばれていた)の、日本初上陸だ。

 

彼らのデビュー曲は「ベイビー・レット・ミー・テイク・ユー・ホーム」(全英で21位)。

有名な「朝日のあたる家」は2枚目のシングルだ。これが英米で1位になる大ヒット。

 

アニマルズは米国よりも英国での人気。評価が高かったグループだ。

 

これはアニマルズのメンバー、そして音楽、スタイルがアイドル的でなかったことが要因しているのだろう。

 

アメリカで売れるグループは、やはりアイドル性が強く、ルックスが重要視されることに耐えうることが一番だった。

 

日本においても、ビートルズはアイドル性があり、ストーンズでも、やがてアイドル性がでてきた。

 

アニマルズのようなブルース色が強く、男っぽさ、荒っぽさを売り物にするグループは、やはりマイナー的になってしまう。(残念ながら)

 

アニマルズは初期のメンバーは解散して、エリック・バードンを中心としたグループが、その後活動を続けていく。

 

ベーシストのチャス・チャンドラーは、ジミ・ヘンのマネージャーとして彼をサポートしていく。

 

アラン・プライスは当初からアニマルズのマネージャーの秘蔵っ子だったと言われる。

 

アニマルズのヒット曲においては、すべてアラン・プライスのクレジットが優先されていた。

 

さて、アニマルズとしてのラスト・シングルにはなる「炎の恋」を聴いてみよう。

英国では6位、米では12位までチャートされた。その後はエリック・バードン&ザ・アニマルズとなる。