【LIVE裏話】1/22 MUSIC PUMP @小倉FUSE
さて,皆様こんにちは.
ドラムの新次です.
今回は先日のLIVEの裏話ということで,オフィシャルではなかなか書けないことを赤裸々に話していこうと思います.
今回のプランはこんな感じ.
1.Swearingの進化に関する裏話.
2.今回のサポートメンバーはこいつだ!!
ぜひご覧ください.
1.Swearingの進化に関する裏話
前回,12/29のLIVEで僕は高々と(?)宣言したことを,ご来場くださった方は覚えていらっしゃいますでしょうか.
新次「この曲(Swearing)はまだまだ発展途上です.これから先のライブでは暫くこの曲を取り上げ,そのたびに違った形の進化を遂げていきますので,皆様何卒これからもTOSSのライブにお越しください.」
勿論,メンバーは承知の上でこれから進化しますと宣言したわけですが,言い出しっぺの僕ですら「進化って結局なにすんの」という状態でした.
ライブ直後,さっそく塚ちゃんと今後の方針を話し合いました.
車の中で深夜2:30-3:30.疲れまくって全然いい案が浮かびません.その後もぼんやりと考えていましたが,突破口となるような案は全く出ませんでした.
そんな悩み続けた日々でしたが,新年あけた1月2日,ある出来事でこれがパッと前進することとなります.
それが,Keyるんのシンセサイザー購入です.
↑ るんのNewシンセ Roland JUNO-DS 61
これがなかなか使い勝手の良いシンセで,シンセ初心者でも分かりやすい操作性.
このJUNOをるんに弄ってもらい,いい感じの音色を探してもらったところ,見事に曲想にハマる良い音色を発見.楽曲の背景としてはズレたものでしたが(この,楽曲の背景,という言葉の真意に関してはまだ情報を公開できません),純粋音楽として完成度の高いものでした.
次のスタジオ練でさっそく塚ちゃんに無茶振り.
新次「Swearingの冒頭のSE(PCから流す効果音)を鳥ピヨピヨに変更!」
塚原「おk」
どうしてこうも理解が速いのでしょうか.毎回リーダーのむちゃくちゃな舵取りに一番影響を受けているメンバーは彼で間違いありません.
因みに,そのSEは僕が特にインスパイアされている2つのバンドの楽曲,
WONK「Signal」とmillennium parade「FAMILIA」を参考に作成しました.
↑ WONK 「signal」
↑ millennium parade 「FAMILIA」
そして,肝心のうちのSEがこちら.
↑ TOSS 「Swearing Ambience」
真夜中に通話しながら,彼が提示したこのトラックを聴いて,
「お,ええやん.よし,それで!決定決定!」となりました.
※この動画の概要欄に塚ちゃんのつぶやきもあります.どうぞ.
これに加えて,Vo.西藤の「メロも歌詞も作り直します」宣言により,再度練り直しが行われました.歌詞に関しては,西藤が僕にLINEで案を送り,それに対して「ええやん」とか「ここは曲の背景から離れちゃうな」とか言って遂行していく形で製作が進みました.
練り直しのタイミングで彼女はインフルに罹り,高熱の中「いまが一番冴えてる」とか狂いながらも,なんとか完成させていました.天晴.
そこにフルートを加え,進化したSwearing ver.0122が完成したというわけです.
めでたし,めでたし.
本当に死にそうになりながら製作しました.でもまだ納得いってません.どうにも芋臭さが抜けないというか,いまひとつグッと来ない.
さらなる進化を遂げます.乞うご期待(狂いそう).
2.今回のサポートメンバー紹介
ここ最近,我々は管楽器のサポートメンバーを加えてライブをしていますが,その理由は本当に単純で「管楽器じゃないと出せない音色を使いたいから」にほかなりません.
管があると目立つ,みたいなプラスアルファもありますが,大前提として僕たちの音楽には「生音」があまりにも重要な位置を占めています.
僕たちは「クラシックの流れをバンドに汲み取る」をいくつかあるコンセプトの一つに掲げています.ベースやシンセの電子的な音だけではどうしてもそれを実現することが出来ないため,生音を入れるようにしています.
最終的には,JazzやSoulの系譜を汲んだ楽曲でのソリスト的な扱いを視野に入れているので,これからもサポートメンバーとは長い付き合いになる予定です.
というわけで,じゃあサポートメンバーの方々は何者なのか,について言及しましょう.
まず一人目は,トランペット奏者の 上野哲平 です.
彼は新次,西藤,鈴木の高校の後輩で,初めての出会いは彼が高校一年生,僕が大学一年生の時です.
部活の練習にひょっこり遊びに行ったとき,僕は男子なので当然男子と絡みに行くのですが,そこで新一年生の男子は二人です,と後輩に紹介されたのが始まりです.たしか,哲平が「こんにちは!」といったのに対して,僕は結構本気で肩パンを仕掛けたような覚えがあります.何を話すより先に一旦殴ってみました.
そこから本当にちょくちょく会っていて,部活の引退とほぼ同時にTOSSのメンバーが所属する吹奏楽団に哲平が入団したことをきっかけにTOSSにサポートメンバーとして誘うことにした,という感じです.
ちなみに,彼はそこそこ真面目なのできちんと頑張ってくれます.ありがたすぎる.
そして二人目,今回初登場の,フルート奏者の 児嶋桃 です.
彼女は新次,塚原と中学が同じで,新次とは4歳から同じヤマハ音楽教室のグループレッスン生でした.所謂,幼馴染みです.
もともとTOSSの今後を考えていくうえで,サポートメンバーとして,トランペット・サックス・フルート(あといくつか考えています)は必須だと考えていました.
吹奏楽団に所属していることで管楽器のプレイヤーと交流を持つ機会は多いので,その中でいい人探そうかなという魂胆でしたが,彼女だけは実は僕の中で「絶対誘う」と確定させている人材でした.
その理由は単純で,小さいころから同じ空間で音楽を学んだから.
僕の体感ですが,やっぱり,音楽をどんな環境で学んで聴いてきたかは,演奏者にとって表現の源泉なので重要度でいうと非常に大きなウェイトを占めるんですよね.ここが僕と一致することは本当にありがたすぎる状況で,今後,TOSSが進化していくうえで,絶対に必要になる人材だと確信していたのです.
そして,彼女もまた,我々と同じ吹奏楽団に所属しています.
というような関係性で,サポートメンバーをお願いしています.
時々,「どうして正メンバーにしないの」と他バンドの方から聞かれるので正直にお答えすると,「バンドに関する重要な意思決定が遅れるから」です.
ある程度のことはサポートメンバーを含んだ全員で決めていっても良いですが,本当に重要なことを決定するときは船頭が多いとやはり不便です.
意思決定を行う首脳,つまり正メンバーを4人に固定することはこれからも余程のことがないと変えるつもりはありません.
終わりに
さて,ここまでお読みいただきありがとうございます.
かなり赤裸々に,本当に正直なことを書きました.
TOSSを名乗って行っている音楽活動に,メンバーがどれだけ心血を注いでいるかが少しでも見えてきてくだされば,僕は本当に報われます.
これからも白目剥いて泡吹きながらも精一杯楽しんで活動を続けてまいりますので,どうか私たちTOSSを見守ってはいただけないでしょうか.よろしくお願い致します