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テマヒマ

落穂

2022.01.24 00:43

おはようございます。


暮らし、味わう。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


昨日一昨日は寒い中、昨日はさらに雨の中、

沢山の皆様にお越し頂きありがとうございま

した!「沢山の」という言い回しも最近の低

調、閑散ぶりに比べての水準自体が下がって

しまってますが。沢山お越し頂いてとても有

難いのに何でだろう?と不思議に思ったりし

てますが。


お客様の減少に対して、先日、まん延防止等重点措置の先手を打って、テイクアウト営業の再開、復活を決めお知らせしましたが、今

日も含めてまだお2人(家族)しかご利用がありません。

元々テイクアウトのご要望の少ない、たまたまテイクアウトを利用するには難しい立地の

テマヒマ。テイクアウト用の仕込みをしてい

る訳ではないので、テイクアウトが増えると

イートインでご提供出来る量が減ってしまう

という関係性でもあるのですが、それでも少

しでもでも落ち込みをカバーしようと踏み切

りました。まるで落穂拾いみたいに。慣用句

として使われるこの言葉とともに頭に浮かん

だのは、そう、ミレーの絵画「落穂拾い」。


最初見た時はのどかな田園風景のいい絵だな

ぁぐらいな印象でしたけど、最近になって、落穂拾いについて知ったことがあります。以下そのネットからの引用ですが、


おちぼひろい【落穂拾い gleaning】

ヨーロッパの中世から近世にかけて,農村共

同体がその重要な機能である弱者の保護と扶

養の一つの手段として,収穫後の耕地に散乱

する落穂を,老人,寡婦,孤児,廃疾者など

に拾うことを許した慣行。当時の共同体的土

地制度のもとでは,農民が自己の耕地を排他

的に用益しうるのは作物の栽培中だけで,残

りの期間はこれを共同的用益にゆだねなけれ

ばならなかったが,落穂拾いはその先頭を切

って行われるもので,刈取りないし庫納めと

共同家畜群の放牧開始の間の数日を定め,共

同体の収穫監視役の監督のもとに,通常の労

働では生計を支えられない者に耕地を開放した。


また、この慣行は、旧約聖書(申命記)のこ

の一節からきてるもののようです。


旧約聖書(申命記)

あなたが畑で穀物の刈り入れをして、 束の一つを畑に置き忘れたときは、それを取りに戻ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしなければならない。あなたの神、主が、あなたのすべての手のわざを祝福してくださるためである。
あなたがオリーブの実を打ち落とすときは、後になってまた枝を打ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしなければならない。
ぶどう畑のぶどうを収穫するときは、後になってまたそれを摘み取ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしなければならない。あなたは、自分がエジプトの地で奴隷であったことを思い出しなさい。だから、私はあなたにこのことをせよと命じる。ものとしなければならない。あなたは、自分がエジプトの地で奴隷であったことを思い出しなさい。だから、私はあなたにこのことをせよと命じる。


貧富の差は残念ながらあるのですが、工業化

前の、今のような資本主義社会になる前の姿

、そこには今では考えらないぐらい広い範囲で共有(コモン)や共助の考え方があったのかも

しれませんね。そして宗教と暮らしがもっと

近かったのでしょうね。


テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越

しをお待ちしてます。ランチのご予約状況で

すが11時半が2組、12時が1組で残り6席とな

っています。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを

テマヒマで。今日も好い一日を!