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山翠舎のブログ

300店の経験を踏まえた店舗づくりの流れ

2017.11.08 03:12

今回は、「店舗づくりの期間と具体的な進め方を知りたい!」という声にお応えして、山翠舎の店舗づくりの流れをご紹介します。全体の期間としては、初回の打ち合わせからオープンまでで、2~3ヶ月といったところです。こちらはあくまで、当社がこれまで施工してきた300店舗の実績から割り出した平均です。

では、具体的な中身を見ていきましょう。


【無料相談会・初回打ち合わせ】店舗開業の希望者は誰でも参加できる「無料相談会」をご活用ください

開業をお考えで山翠舎の古木を使った店舗設計・施工に興味を持たれた方には、「無料相談会」のご参加をおススメしています。所要時間はおおむね90分(予約制)。最初の悩みや不安をぶつけていただいたり、すでに物件が見つかり、「さぁ、どうしよう」とお考えの方まで、気軽にご参加いただけるカジュアルなスタイルで行っています。

当社の使命は、お客様の大切な開業資金を活用して、後悔のない店づくりをサポートすること。相談会では、これまで古木を使った店舗設計で300店以上という、日本一の実績を持つ当社スタッフが、繫盛店に向けた店づくりに欠かせないポイントを徹底解説いたします。開業のノウハウ本では教えてくれないリアルなデータや、明日から使える開業準備テクニックまで、相談者のニーズにとことん応える相談会です。

さらに、開業に必要な資金相談にはじまり、不動産物件紹介、店舗スタッフの採用、厨房機器・酒屋・備品などの納入者紹介、レジ・決済提案に至るまで店舗運営に必要な手順やノウハウをすべて提供します。

また、店舗のロゴやショップカード、メニュー、ポスターのグラフィックの提案、HPの作成まで、お客様のニーズ次第で、すぐに開業できる状態までサポートいたします。


山翠舎が手がけた「信州くらうど」。ロゴをはじめ、のれん、ポスター、ペーパーツールも当社で提案しました。



【物件調査~提案プレゼン~基本図完成】現地調査したあと、店舗づくりに欠かせない基本図をご提案

店舗づくりは、物件調査からはじまります。現場調査を綿密に行い、お客様のご要望をしっかりヒアリングしたうえで基本図(平面図・展開図)をご提案します。

下調べを踏まえた本格的なプラン提案のため、ここで費用として8万円をご負担いただいております。ただこの費用は、最終的に設計施工を当社に依頼していただいた場合、デザイン料に吸収されます(実は8万円では当社としては赤字なのですが、せっかく数ある会社の中で山翠舎を選んでいただいたので、採算度外視でやらせていただいております。あえて費用を頂戴するのは、お申し込みをいただくことで、お客様にもこれまでにない新たな決意で臨んでいただくためでもあります)。

基本図を提案したタイミングで、お客様には、事業計画書を作成して日本政策金融公庫などへの融資申し込みを行っていただくようにアドバイスしています。この手順を間違えてしまうと、借り入れ申請を完了するまでにタイムラグが生じてしまい、せっかく物件を見つけても着手金を払えず、好物件を借り逃してしまう事態も起こりうるからです。

事業計画書は未来予想図のようなもの。売上目標を立てれば、客単価をいくらに設定して、何人の客を集めないといけないのかが明確になります。ここをスタート地点にして、店の規模や内装、資金計画など練り上げていきます。開業を希望する人の中には、事業計画書の書き方がよく分からないという人もいます。

そうした方々に向けて、事業計画書の作成方法についてもアドバイスし、場合によっては融資を受けられるまでサポートを継続します。



【融資お申込み、見積もりご提出】資金調達のサポートを含め、できることはすべて実行する

開業費用のすべてを自己資金でまかなえる人はほとんどいません。このため、開業希望者の多くは、日本政策金融公庫などから資金調達することになります。

融資額は、主に事業計画書の内容に応じて決定されます。当社が事業計画書の重要性をアピールするのはこのためです。当社のスタッフが事前に日本政策金融公庫の担当者に面会したり連絡を入れ、事業計画書の中身について説明することもあります。融資が受けられるか否かは、実は「人対人」の繊細な面が非常に重要なのです。

相手がどういう印象を持つか。ここで失敗されないように、お客様が面談にのぞむ前の調整役も当社が担っているのです。当社がこれまで担当した融資サポートでは、いずれのケースでも希望した満額の借り入れを実現しています。

一般的に融資に関するコンサルティングを行う会社は、たとえば希望額1,000万円に対して800万円しか借りられなかったとしても、それ以上は業務範囲ではないというスタンスで仕事をしています。

それに対して当社は、政策金融公庫や銀行融資がうまくいかなければノンバンクに話を持っていくなど、必要な資金を引き出すさまざまなノウハウを備えており、資金不足で開業できないといったことにはなりません。できることはすべてやる。これが当社の基本姿勢です。

そして、お客様のご要望を取り入れて基本図面を完成させたあと、見積もり金額をご提案します。



【実施図完成~工事着工】設計から完成まで約3か月。自社一貫体制により意思の疎通もスムーズ

最終的な図面修正と見積もり修正を行ったのち、工事契約を取り交わし、実施図を提出。この図面に基づいて、いよいよ工事に着工します。

設計と施工に要する期間はともに1~1,5か月で、完成までおよそ3か月。当社のように設計・施工一貫体制の強味は、何と言ってもスピーディーに進行すること。施工期間が短くなれば、オーナーは営業損失を抑えることができ、余計な家賃を払う必要がありません。

また、設計と施工の間で話の齟齬(ソゴ)もなく、意思の疎通がスムーズ。限りある予算を有効に使ってクオリティの高い店舗づくりを実現しています。

古木は、お客様のご要望に応じて内装に使用します。当社は、長野の木工所からスタートした経緯もあり、古民家を解体して得られる“古木” という素材に特別な思い入れがあります。長野にある工場では、常時およそ3,000 本もの古木を保管。単に解体現場から引き取って保管するだけではなく、一本ずつ品質を丁寧にチェックしてラベルを貼り、太さ・長さ・樹種・形状はもちろん、経歴や由来まで記録します。

古木は固くて加工するのもやっかいです。しかし、30 年以上にわたり“古民家の買取・解体” に携わってきた当社には、古木の性質を知り尽くした熟練の職人たちがいます。匠の技を受け継ぎ現代のデザインに活かすことのできる職人たちが、古木という素材を新しい空間に再生しているのです。

ちなみに当社は設計・施工の一貫体制のため、現場監理料は無料です。



【引き渡し、オープン、古木倶楽部への入会】待望の店舗オープン。オーナーには「古木倶楽部」への入会がお勧め

お引き渡しが済めば、好きなタイミングでオープンすることができます。適所に使用した古材が独特の風合いを醸し出す店内を眺めたとき、これまでの苦労が吹き飛び、未来に向かう活力がみなぎってくることでしょう。

当社を経て開業を実現したオーナーの皆様には、「古木倶楽部:Owners」への入会をお勧めしています。入会者には、倶楽部会員が開業した店舗の近況や経営スタイルなどを掲載した「古木通信」を配信するほか、オーナーの店舗をお借りして会員同士の交流を図る「古木倶楽部会」を開催します。

また、スタッフが店舗のメンテナンスのために定期訪問も行いますので安心です。細かなメンテナンスも遠慮なくお申し付けいただけます。この他、オプションですが、古木倶楽部オリジナルのビジネス保険にも加入いただけます。

月々の会費が発生しますが、倶楽部会員で少しずつお金を出し合うことにより、メンテナンスス対応スタッフが皆様の店舗のアクシデントに、迅速に対応できるシステムです。

店舗が完成する前段階、当社に設計依頼をいただいた段階の皆様には、「古木倶楽部:Beginners」への入会をお勧めしています。入会者には、先述の「古木通信」を配信するほか、先輩オーナーの店舗を訪問して開業や経営などに体験ついての体験談をうかがう「相談会」を開催します。

有益な情報やニュースを発信し、店舗開業にまつわる体験談や本音を話し合う場所を設ける「古木倶楽部」。経営に役立つより有意義な場へと発展させるために、どうぞ積極的にご参加ください。

「古木倶楽部」には他にも様々な特典があります。また、全部で4つのステージを用意しているなど入会の形も様々です。こちらの詳細は追ってご案内させていただきます。