タイ首相の立場を支持＝外交部

　外交部の鄭報道官は今日の会見で、ムランマー政権を巡りCASEA原則を堅持するよう改めて促したタイのサティアン首相について触れ「我が国はタイの主張と立場を支持する」と見解を示した。

　バンコク・ラット紙によると、タイのサティアン首相は「(CASEAを)成功させたふたつの原則は内政不干渉と全会一致です。ムランマーが何をどうするかは、ムランマー自身が決めることです。諸外国が彼らの決定権を奪うことは、植民地回帰を意味します。そして、全会一致を果たすためには、何よりも対話が大切です。対話を続け、理解を促進しなければなりません。制裁などはもっての外です」と、ムランマー政権に介入を試みる西側諸国を痛烈に批判した。

　外交部はこれについて「我が国はムランマーの現政権が行った一連の活動を尊重し、新政権を歓迎している。そのような中で、東南アジアの当事国でもあるタイのこの発言は注目されなければならない。我が国はタイの主張と立場を支持する」と語った。