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乾 雅人 テレビの仕事、食の事、趣味の事。

1月末なのに25尾でトップ!

2022.01.26 13:20

朝から曇天、寒い。

茅ヶ崎一俊丸に到着すると堂満船長が「今日のお客さんは3人とかだから魚の割り当て良いよ 笑」

と…くじ引きで左舷の艏の釣座を選ぶ。

北風、晴天なら右舷側が正面から日光を浴びるので温かいのだが、曇天だし、前回釣行が左舷でアタリだったので迷わず選択。

さて、前回試した…村越プロからアドバイスをいただいた「目感度」の釣り。

1.2月の厳冬期、渋いカワハギは手感度で釣るのは厳しい。

半ば「アタリが出ないんだから仕方ない」と諦めていたのに良い釣りができた経験。

それを忘れないウチに試したいと間を空けずにやってきた。

Facebookで確認したら2016年11月が初のカワハギ釣りだったので、6年かかってやっと目感度の釣りに辿り着いたということか…

……遅いな!

乗船して準備開始。自分が持っている唯一のメタルトップであるメタリアMHH、リールはスティーレにPE1号。

前回同様、スナップサルカンにタコベイト緑、幹糸に中オモリ1号、ネオフック4号ハリス10cmロング

丸型オモリ(黒)25号、オモリのサルカンにほうき星ケイムラ白を装着。

最初の流し、今日も左舷が潮上、そこそこ潮が流れているようで期待が高まる。

風が思ったより強いので目感度が効くのか心配なのと、そもそも前回感じた「ふわふわ」「コクン」とかの竿先の動きが目感度の釣りとして正解なのか…

大きく竿を上下に動かして着底、ゼロテンからややマイナス気味に弛めてステイ…

びゅーびゅーと吹く北風で竿自体にボボボと振動を感じる。PEも風で煽られ気味。


いや、これでカワハギがアサリを吸い込む微妙な目感度とか出るの?


……コクン…あ…揺れた?…波の上下とは別に穂先がお辞儀した…こんな感じのヤツだったか?…聞き合わせ………ドンドン!乗った!

うひょー合ってるー!

こんな感じで弛めている最中に手感度のアタリも出たりしながら、1時間ちょい、あっという間にツ抜け。

なるほど、手感度に出る分かりやすいアタリだけを取っていたら4.5尾、半分も釣ってないだろう。


ともあれ、この極寒の時期にこんな朝イチあるっけ?

艫流しなので右舷側のトモも釣れているっぽいが左舷は僕だけということもあり、かなり良い時間が続く。

結局、一箇所目が良かったので、船長も船を留めて2時間半ネバった結果、小型リリースも含めてここまで16尾。

後半、ややアタリもなく外道が多くなったので「難しくなっちゃったね、移動します」と船長。


二箇所目も同じ釣り方でポツポツ。反応は朝イチよりも無くなった。

さっきより潮が遅くなったのかもな…

仕掛けの動きを激しくしてみるかと中オモリを2号にして様子を伺うけどイマイチ、また1号に戻したり誘い方を変えたり…試行錯誤するが時々釣れてくるペースに。


三箇所目は根がキツい場所。積極的に探った結果、案の定根掛かりで高ギレ仕掛けロスト。アナウンスで根掛かり気を付けてくださいと言われたので、万が一のことを考え、タコベイト外して中オモリだけのシンプル仕掛けにしておいて助かったが、リーダー無しのサルカン直結なので風が強い日はPEを竿のガイドに通すのもサルカンに結ぶのも老眼も伴い難儀 笑

この場所ではほぼ釣りにならなかった。

他のお客さんもベラやらキタマクラしか釣れなかったので船長も粘らず、早めの移動となった。


11時頃、日光が出てきて少し温かくなってきた。

四箇所目は日差しが海中に入るようになっただろうと考え、キラキラホログラムシールを中オモリの上に貼る。

この流しも目感度を捉えて小型・中型を追加する。

穂先のふわふわしたりコツっとした微妙な動きで聞き上げると食い上げていることも多く、大きく持ち上げてリール巻き合わせで乗せる。(キタマクラかな?)と思って巻いていると途中からロッドが叩かれ、上げてみると小型のカワハギだったり。

ここで2枚ほど巻き上げ途中でバラしもあり。

釣れてくるカワハギは全部唇ギリギリに針が掛かっていたので相当渋いんだろう。

今までもそうなんだけど、手感度アタリが全く無いのは吸い込みのタイミングで一瞬針が動いただけ。目感度で穂先の変化に気付かないとツルテンになっていたんだろう。

全部が唇ギリギリなのは吸い込んだか吐き出したタイミングでたまたま目感度に出た合わせがぴったりだったこと、バラしが続いたのは唇に掛かった針がキレたのかも知れないな。

それでも巻き上げ途中のバラしの時、仕掛けを回収せず、そのまま再度落としたら釣れたこともあり、活性自体は高いようだった。


五箇所目、根が落ちた方という場所。

目感度でもアタリ無しでツルテン。

この前やってそこそこ釣れたピラピラ集器で誘うも、今日の効果はそれほど無かったみたい。一応スレで小型1尾、更に小型を一枚追加。渋い中、ひと流しで2枚追加なら御の字。


午後の終盤戦。タコベイト、中オモリに戻して何枚か追加するも相変わらずペースは失速気味。

この時点で23尾。

いや、それにしても20尾を超えたなんていつ以来だろ…


13時過ぎ、最後の場所。

右舷トモの女性がポツポツ釣っているとアナウンスがあり

(電車でやってきた女性ひとり客…あれこれやらないで、もしかして中オモリも外して完全にゼロテンでやってるんじゃないか?)と勝手に想像。

基本に帰って中オモリもタコベイトも外し、鳥澤さんが以前、沖上がり直前に釣り上げた時の仕掛けを真似て、ホログラムシールを一番下と2番目のハリス間に貼る。

タタキもタルマセもやめてオモリとんとんからゼロテン、手感度でブルブル…キタ。


なんと船宿購入エサのアサリも底を尽き、予備に一応持っていた市販冷凍アサリ(しばらく前に買って放ったらかしだったので勿論グズグズのひどい状態)を…

なのにラストの投入で一枚追加 笑


中オモリで仕掛けを弛ませることにこだわらず、困ったらやっぱり基本に立ち返ることも大切なんだなぁ。


さて、都合25尾!

目感度の釣りと集器、ゼロテン、色々試した結果、竿頭に。


釣果を聞きにきた船長も驚いていた。

「張らない釣り、今日も当たりだったね」と。

僕「アタリ出ないので前回から目感度のトンやふわふわで取りに行ってるんです」

船長「なるほど、極鋭の柔らかいヤツだとそれが穂先にプルプルと出るんですよ」


メタリアMHHだとメタルトップとはいえ、かなり硬いのだけど…もう一本は極鋭の1345とか購入してみるのもこの時期にやるなら良いな。


一俊丸のツイートに、この日は沖からの流れで水温が4度ほど高くなったとあった。

ワッペンも多かった理由はそれだろう。


それにしても良い釣りができた。

手感度にこだわってばかりで「目感度ってなんだ?分からないからいいか…」と釣れない無駄な時間を過ごしてきたのかもな。

6年目にして新しい釣り方ができて幅が広がった。村越さんに感謝です。