Kamvasu12で描いてみた!
パソコン不要の液タブとして人気のKamvas12(豪華版)を製造元のHUION様より提供して頂いたので、とりあえずイラストを1枚描いてみた。
その使用感は当初考えていたより非常に良かったので、そのレビュー記事を書いていきたいと思います。
▼今回ご紹介する製品は日本限定販売のkamvas12(豪華版)になります。
kamvas12(豪華版)はスマホ(注:AndroidデバイスでUSB3.1 GEN1、Displayport1.2以上)でも使えるパソコン不要の液タブなので、外出先で作業したり、パソコンを持っていない人も使うことができるという優れもの。
残念ながら僕はiPhoneなのでスマホ接続の使い心地は体験できませんでしたが、スマホで使えるというのはかなり利便性があると思います。
なんせパソコンを持っていない人でも液晶タブレットが使えるのですから。
iPadなら同じようにパソコンが無くても液タブ環境を整えられるけど、値段が倍以上違うのでコスト面では圧倒的にこちら(Kamvas12:豪華版)に分があります。
※お手持ちのスマホが対応しているかどうかはHUIONのサイトにてご確認くださいね。
(о´∀`о)ノ
さて、僕はお仕事で使ってるメインのパソコンにはすでに16インチの液晶タブレットを設置しているので、このKamvas12(豪華版)はサブのパソコンに設置することに……。
デジタルで絵のお仕事をしている場合はいつパソコンが壊れるか分からない……というか、実際作業中に壊れた経験があるのでサブの作業環境は必須なんだけど、サブには板タブしか設置していなかったので、提供して頂いた液タブはこちらで使うことにしました。
ちなみに接続するパソコンは、先ほどお伝えした作業中に壊れたパソコンの次に導入したもので、当時財政的に厳しかったこともあり作業に使える最低限のスペックで、Windows11にアップグレードもできないパソコンなんだけど、2年前まではこのパソコンでお仕事していたのでレビュー用として可もなく不可もなくの丁度いいパソコンだと思います。
つまりこのパソコンで使えるなら他のパソコンでも使えるということだねw^^;
で、一日がかりで設置してみた。
結果としてはこのスペックのパソコンでも問題なく使えました。^^
そして、使ってみて最初に感じたのが立ち上がりの速さ。
これには驚きました!
というのもメインで使ってる液タブは使い始めた頃に「初期不良か?」と焦ったくらい立ち上がりが遅いw^^;
なので使おうと思って電源入れても画面が黒いままで、しばらく待たなくてはならいないうえに場合によっては再起動しなきゃいけなくなるので待機電源は常時入れておかなくてはならない。
だけどこのKamvas12(豪華版)はすぐに立ち上がるので、使わないときは電源をOFFにしておけるからかなり嬉しい♪^^
そして液タブを使うにあたって一番のチェックポイントがペンとカーソルのズレ。
このズレが大きいほど描き手としては使いづらくなる。
※デジタル(液晶タブレット)の場合、コンマ数ミリのズレや多少の遅延は絶対に出るので、アナログを極めた人にはこのズレがストレスの原因になるのですが、これは慣れるしかないですw^^;
僕は最初に一番安価なモデル(価格帯としては今回のKamvas12と同じぐらいの製品)を購入したんだけど、カーソルのズレが考えてたより酷くて正直「これなら板タブの方が使いやすい」と感じたくらいでした。
その後、買い直す際に安価モデルではダメだと判断した僕は価格が少し高いPro仕様を購入して現在も使っています。
こちらはPro仕様ということでカーソルのズレも少なく、ストレス無く作業できています。
なので今回のKamvas12(豪華版)もPro仕様ではないうえに安価な価格帯ということで、多少のカーソルのズレは覚悟してたんだけど…
「ずれてない…」 Σ(・ω・ノ)ノ!
メインで使ってるPro仕様の液タブと比べても遜色ないくらいズレが少ないです。
これは嬉しい誤算でした♪ 文章や画像では伝わらないと思うので動画で撮影してみましたのでご確認ください!
↓ 動画を見てもらったらペン先とのズレがほとんど無いのが分かると思います。
当初考えてたより使い勝手がいいのに気をよくしてイラストを1枚描いてみたんだけど…
前記したカーソルのズレはPro仕様か? と思うくらいズレが無いので線画も描きやすい。
サイズは12インチで一番小さい画面サイズだけど、必要に応じて拡大して描けば大丈夫。
※もちろん大きな画面がいいと言う人は、Kamvasシリーズには他の画面サイズもあるので、そちらを選んでもいいと思います。
そして8192レベルの筆圧感知ということでペンタッチもスムーズに入れられます。
僕は結構ペンタッチは気にする方なので、これがきちんと表現できるのは嬉しいですね♪
それとカラーイラストを描く時に重要なモニターの色彩表現力は、sRGBカバー率120%の色彩ということでカラーの表現力も高いです。
これが低いとカラーイラストを描いた時、他のモニターで見たら自分が考えて描いたモノとは別の色彩のイラストになってしまったという悲しい出来事が発生する可能性があるのだけど、sRGBカバー率120%あれば安心です。^^
といった感じで何の問題も無く描き上げることができました!^^
正直、安価な製品ということで見下していた部分もあるんだけど、Pro仕様にも匹敵する使い心地でびっくりしました。
価格を考えたら最高のコストパフォーマンスだと思います。
興味のある方はHUIONのサイトやアマゾンの販売ページを覗いてみてください!
(о´∀`о)ノ
▼HUION公式サイト↓
https://jp.huion.com/pen_tablets/
▼HUION日本アマゾンストアページ↓
因幡よしぞうはマンガ・イラストレーターです
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