故郷回帰
去年の年末頃、テレビで見たAmazonのCMがとても印象的でした。
夕陽や野山の背景をバックに、ベルトコンベアに流れるダンボール、そしてダンボール箱が歌う童謡の"ふるさと"が流れて。
そのCMが始まると一瞬時が止まり、胸がキュンっとなった人も多いのではないでしょうか。
私もその1人です。
自然豊かな土地で暮らしたい、とか、地元に帰って何か貢献したい、とか。
Uターン、地方移住、田舎暮らし。
このコロナを機に考える人が増えたと聞きました。
インターネットの電波が蜘蛛の巣の様に空に張り巡る世の中で、人間らしい生き方を模索しているように思います。
私は沖縄に移住して今年で30年目です。
ジャランアートは今年で創業25年目。
話せば長くなるので止めときますが、なんだかんだで石垣島を定住の地に選んだわけです。
沖縄は本当の故郷ではありませんが、もはやこの居住年数になると石垣島は私にとって故郷に近い感覚?なんて思っています。
例え住んでいなくても、何度も石垣島に足を運ぶファンの人は望郷の思いがあるのだと思います。
そー言えば最近、お客様に「お帰りなさーい!」の挨拶をしていないです。
毎年来島される石垣島リピーターの方々が来ていないからですね。
コロナの影響は、観光で成り立っている島では本当に計り知れない痛手となっています。
どんなに便利で高速で簡単なデジタル社会になっても、それを使っているのは生身の人間。
口にするものだって自然からの恵み。
結局は"土"だったり。
手で触って匂いを嗅いで音を聞いて口に入れて味わう。
人間には五感という重要なセンサーがあるから、自然の中にいると心も身体も休まるし落ち着くんですよね。
それを求めて島に訪れるのでしょうし、それに応えられる島でなければダメなんだろうと改めて思います。
目指すところは、心のふるさと石垣島
空にぽっかり浮かぶ雲を掴むように、大きくて漠然とした夢と希望を考えながらワクワクが止まらない毎日です。
夢は今も巡りて。
解放される日もきっともうすぐ!
楽しいことだけ考えていきましょう!
※画像は過去にジャランアート公式Twitterで発信したものを主に使用しています。
Twitterではその時のリアルな島の様子などを発信していますので、どうぞ覗いてみて下さいね。