今が旬です、酒粕
こんにちは。
飲兵衛(淑女でありたい)あかりです。
酒米と麹、水を混ぜた「もろみ」を搾り、液体として抽出されたものが日本酒、残った固形物が酒粕です。酒粕は、再利用されない限り産業廃棄物となってしまうものですが、廃棄するなんて、もったいない!
酒粕にはお米由来の栄養、発酵によって生まれるいろんな栄養素が600種類もあると言われています。食物繊維、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、亜鉛、銅などが含まれています。
気になる成分はありますか??
◎お肌にうれしい
ビタミンB群が豊富ですから、お肌の代謝を高めて、ターンオーバーを促進してくれます。
そして、メラニン色素の増殖を防ぐとともに、保湿効果によって肌の乾燥を防ぎます!
酒粕由来のスキンケア商品なども販売されていますものね。
◎腸にやさしい
酒粕には、「レジスタントプロテイン」という、たんぱく質からできた食物繊維のような作用をする成分があります。
このレジスタントプロテインは、胃の中では分解されず、腸に届いて余分な脂を強力に吸着して排出してくれます。(すごい!)余分な脂を体外に排出してくれるので、コレステロールの低下、ダイエット効果に期待大です。
そして、オリゴ糖が善玉菌の増殖を促して、腸内環境を整えてくれます。
いいことばかりですよー。
甘酒や粕汁、酒粕でつくった粕床に魚や肉を漬け込んで、ひと晩寝かせた後に焼く「粕漬け焼き」などで、取り入れたいですね。
酒粕は大きく2種類に分けられます。
ひとつは日本酒を搾ったままの板状の「板粕」。お酒造りが盛んな冬季に発売されます。板粕のようにきれいな板状にならなかったものは、「ばら粕」と呼ばれて、板粕よりも少しやわらかいのが特徴です。
もうひとつは酒粕をタンクなどで踏み込み、練ってやわらかくした「練り粕」。こちらは、夏場に発売されるものでばら粕よりもさらにやわらかく、野菜などを漬けるのに適しています。練り粕は夏までに熟成してコクが増すので、野菜が美味しく漬かります。
「板粕」と「ばら粕」の旬は、12月~3月くらいです。
私は、この時期に購入して、冷蔵保存、冷凍保存をして頂いております。
おいしいお酒の酒粕は、やっぱり美味しいんですよね。
新酒と酒粕と・・・
この季節は、いつもより酒屋さんに行く回数が増えます(笑)
それでは、また!
今日も平和に1合か2合を!