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旅をする前の豆知識

日本で1番高い温泉?奥尻島の…

2022.01.29 13:43

北海道にある離島、奥尻島に温泉があります。

「神威脇温泉保養所」というところですが、そこに行くまでどれくらいお金がかかるのか計算してみました。


コンテンツ

1 奥尻島とは

2 奥尻島の温泉

3 フェリーで向かった場合の金額

4 飛行機で向かった場合の金額

5 まとめ&最安青森発着の旅程表


1 奥尻島とは

奥尻島は、北海道の南西部にある島。人口は、昭和35年の7,908人をピークに減少し、年々過疎化が進行し現在は約2,500人。町名は、アイヌ語の「向こうの島」を意味する「イク・シリ」が由来。約8千年前の縄文時代早期に人が移り住んだようで遺跡や遺物が出土しています。

 明和4年に田口九兵衛が漁業を営むために移住して以来、永住する人が増えたといわれ、昭和41年に現在の「奥尻町」となりました。

 平成5年7月12日に発生した「北海道南西沖地震」により、津波や火災でたくさんの犠牲を出しました。が、復興に力を入れなんとか立ち直ったというのが現状です。

 海産物は美味しいのがいっぱい。詳しくは奥尻町HPでご確認ください。


2 奥尻島の温泉

 私が調べた範囲で奥尻島には、これまで2つの温泉施設があったようです。そのうちの1つ「神威脇温泉保養所」は現存しています。で、もう1つの「湯ノ浜温泉ホテル緑館」というホテルにも温泉があったようなのですが、平成31年に閉館になったそうです。湯ノ浜温泉というので神威脇温泉保養所とは別なのかと思ったのですが、源泉が神威脇温泉で、そのお湯を引湯していた施設ということでした。

 さて、神威脇温泉保養所も地震の影響で廃業の危機がありました。全く温泉がでなくなってしまったのです。そのことについては、近くのゲストハウスいまここ のHPに詳しく載っています。


3 フェリーで向かった場合の金額

 奥尻島に渡るには、フェリーか飛行機ということになります。 どう考えてもフェリーの方が安いでしょ!と思いますよね。 ということで、計算してみましょう。

 フェリーを運航している会社は「ハートランドフェリー」です。昔は2航路「江差~奥尻」「せたな~奥尻」でしたが、令和元年に「せたな~奥尻」航路を廃止しています。よって江差からしか渡ることができません。

 ハートランドフェリーHPはこちら→http://www.heartlandferry.jp/

 函館出発で計算しますと、

函館→(函館バス)→江差→(フェリー)→奥尻→(バス)→温泉なのですが

(函館バス)が片道1,900円で約2時間。2時間のバス乗車は案外きつそうです。

(フェリー)が片道2,910円で2時間20分。フェリーの2時間はあっという間かな。

(バス)が片道1,030円で約1時間。

 以上で定価だと往復で11,680円の5時間20分となります。

なお、各会社の割引をみたら、

 フェリーが「ぐるっと北海道往復割引」を使うと往復で4,080円

 函館バスが「往復割引切符」を使うと往復で2,660円

 というのがありました。これを使った場合、フェリー利用時の最安値は8,800円となりました~。所要時間は変わらず片道5時間20分。

 ハートランドフェリーの割引案内ページ→http://www.heartlandferry.jp/category/event-news/

 函館バスの割引案内→https://esashi.town/news/page.php?id=425



4 飛行機で向かった場合の金額

 一方、飛行機の場合は、

 函館→(連絡バス)→函館空港→(飛行機)→奥尻空港→(バス)→温泉です。

 (連絡バス)は片道300円で30分。

 (飛行機)は片道17,600円で30分。

 (バス)は片道460円で30分

 以上で定価が往復で36,720円となります。フェリーの3倍!やはり高い!

 なんですが、航空会社はJALで330日前から予約可能な「先得割引タイプB」で乗れたら片道4,900円の30分で到着しちゃいます、です。

 つまり、往復で11,320円という結果になりました。


5 まとめ&青森出着の旅程表

 最安値はフェリーの8,800円で所要時間は片道5時間20分。割引適用が必要です。

 飛行機だと1時間30分でつけるのが魅力の11,320円。こちらは、早割を適用させないといけないのと、その早割は平日限定なので仕事を2日休まないといけないのがネック。

 それでも、移動時間が3分の1の90分は捨てがたいですね~。

 私なら飛行機を選んじゃいます。

 ということで、飛行機を利用した旅程を作ってみました。参考にしてください。青森発着の旅程です。

1日目

04:30発 青森港[ship]青函フェリー・はやぶさ

08:30着 函館港

08:50発 青函フェリー前[bus]北海道観光バス・函館港−函館線・函館駅前行

09:01着09:20発 函館駅前[bus]函館帝産バス・シャトルバス・函館空港行

09:40着10:30発 函館空港[air] JAL2891便

11:00着 奥尻空港 温泉へ

2日目

11:30発 奥尻空港[air] JAL2890便

12:00着 函館空港

12:40発 函館空港[bus]函館帝産バス・シャトルバス・函館駅前行

13:00着13:34発 函館駅前[bus]北海道観光バス・函館港−函館線・青函フェリー前行

13:45着 青函フェリー前

14:35発 函館港[ship]青函フェリー・あさかぜ5号

18:25着 青森港

どうしても1泊しないといけないな~。で調べたら温泉の近くに1軒だけ宿泊施設があります。ゲストハウスいまここ です。素泊まりのみで1泊1人4,000円となっております。

フェリー代も追加すると約20,000円で温泉1つ入れるって・・・たかいねぇ~笑。