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嫌いなあなたと

2018.04.02 22:10












世の中の嫌なニュースや、マスコミが連日騒ぎ立てるような耳障りな騒動は、耳を傾けなくても、嫌でも聞こえてくることがある。本当に知りたいことはそんなことではないし、もっと小さな声に耳を傾けたい。






特に、政治の話はうんざりだ。




相手の論理の弱点を突いて、揚げ足を取ることばかりを考えて、本当に大切なことを話せる気がしない。




そうして争ううちに、人は悪いことに手を染める。






大きな声が正しくて小さな声は間違いで




お前もそんな風に聞かされてきたひとりかい?




 




人は小さな声にほど耳を傾けもするけれど




そんなことは一瞬で飽きてしまう生き物さ




 




嫌いなあなたと話そう




私が嫌いなあなたと




 




分かって、笑ってほしくて




話そう、大きな声で




 




知りたいことがあるの




痛くてめんどくさいけれど




あなたを知りたいから




話そう、大きな声で




 




大きな声にかき消され




小さな声はなきものに 




されることを知ってるから 




慣れない大きな声で歌う




長谷川健一 『きらいなあなたと』






嫌いなあなたと、大きな声で話そう。






誰かを論破するためではなく、相手を黙らせるわけではなく。




本当に分かり合えることは、ほとんどないかもしれない。




でも、大きな声で話そうとしないと、小さな声はほんの些細なことでかき消されてしまう。




小さな声を守るために、誰かに届けるために、慣れない大きな声を出そう。






長谷川健一のうたうこの歌詞は、本当に分かり合えなくても、小さな声を守りたい、という静かな熱を帯びている。






きらいなあなたと、ちゃんと話せるだろうか?






とても勇気の要ることだし、心がズキズキすることもあると思う。




それでも、話そう。そうすることでしか、守れないものがたくさんあるのだから。




少しだけ心を強くしてくれる、良い歌に出会った。






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