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四季の旅写真Gallery Annex

白銀の山々と(室蘭本線)

2022.01.31 06:29

花は季節らしさ、山はその地らしさ、駅は人との繋がりの象徴であり、それぞれ鉄道写真には欠かせないアイテムです。私の朝練ポイントの一つ室蘭本線黄金駅は、50キロ先にある羊蹄山をバックに列車を正面から狙えるのが魅力の撮影地です。しかし、豪雪地帯にそびえる羊蹄山を、冬季に黄金駅から望めるのは月1回か2回と至難。年明け以降、毎日天気予報をチェックしながら、ようやく巡ってきたチャンスの朝。真っ白になった羊蹄山、朝日に輝く姿が神々しく誠に感動的でした。この日は、有珠山、駒ヶ岳をはじめ噴火湾沿いの白銀の山々が勢ぞろいする、極上の真冬日でした。(2022/1/19)

胆振も後志も快晴予報なので、期待して出かけた黄金駅。期待どおり見えてます羊蹄山。すでに朝日は昇りきっていました。こんなに見えるなら、夜明けから構えてモルゲンロートを撮りたかったなと少し後悔し、8時台の貨物と上り北斗を撮りました。

北舟岡駅にも寄ってみました。朝の通勤・通学時間は終わっており、当面やってくる列車がありません。噴火湾の対岸の山々が、記憶にないくらいクリアに見えています。

噴火湾の対岸の山々を入れて撮ろうと、長和の駒ヶ岳ポイントです。海越しの山々が雪を被っていい感じですが、逆光でちょっと条件厳しい‥。

場所を変えて、長和駅近くの跨線橋から。ここで撮るのは初めてです。海が見えなくなるのが難点ですが、順光で撮れるので、対岸の山々がよりダイナミックに望めます。「もう少し早い時間に長い編成を狙うべきだな」と。次の宿題もできました。

午後も、切れ味ある冬空が続きます。午後3時前の北舟岡駅。広角で有珠山を小さく入れて。

雲が切れて、駒ヶ岳も山容が見えてきました。上り北斗はキハ281系。これを長和で撮りたかったな。

この日は、羊蹄山は終日見えていました。ふたたび黄金駅。日没まで4枚連続で羊蹄山が続きます。まずは、上り貨物。光線状態としてはこれが一番でした。

16時過ぎの北斗。日が長くなったので、この時間帯でもギリギリ日が持ちました。

北斗通過から約10分後、羊蹄山がアーベンロートの状態のとき、下り貨物がやってきました。なんとDF200はトップナンバー! 良いタイミングで良い車両(^^♪

日没後の、青白い羊蹄山と黄金駅。グッと冷えてきました。本日はこれにて終了です。

【おまけ】別の日に撮った1枚です。バックの雪山は夕張岳。室蘭本線早来駅です。キハ40が日常だった頃、がっかりの代名詞だったキハ150を久しぶりに見ました。健気に頑張っていたんだね。

「白老鉄日記vol.59 白銀の山々」でした。