『バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』
映画『バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』
監督:ヨハネス・ロバーツ
出演:カヤ・スコデラリ/ロビー・アメル/
ハナ・ジョン=カーメン/トム・ホッパー/
アヴァン・ジョーギア
久々に、映画みて、ここに書き殴る!
コロナ禍で映画観た後、すぐにカフェに寄ることも減って来て。
なかなかここに書くの置いてけぼりだった。
コロナ禍で「何してた?」って皆でアレしたこれしたってドヤ顔しなきゃならない流れがこわい私。←
人それぞれ色々あるから放置しておいて欲しいって拗らせは置いておいて。
この中でハマりこんだものの1つが、
『バイオハザード』
の、実況動画
というのが正解。笑)
ひたすらに観たのがRE:2、RE:3、7と8。
それらをキッカケに派生して、ほぼ正規シリーズだけは追ってきた。
もの凄い根深いファンか、って言われたらとても浅はかでしょうし、語れるほどじゃないのだけど。。
この近年でとっても好きになり、知ることが出来た作品。
正直、この期間がなければ全く知らないままのゲーム作品だったかもしれない。
つまり、今回の新作も、観に行かなかったかもしれない。
去年の夏に公開された『返校』の時のよう。
こんなにニヤつくこともなかったかもしれない。笑)
最近の映画は口コミからの批評、評価が簡単に見れて。
私もチラっと情報を見に行ったら…
ビックリするほどの、低評価。爆)
予告編は最高にテンション上がったし、
何故?!の気持ちを抱えて、でもフラットに映画館へ。
1と2(RE:2)を混ぜたようなストーリー。
確かに正統派のストーリーではない。し、キャラクター同士のコンビ的な関係性が描かれていなかったり、“ゲームとは違う点“は主にストーリー上で見られた。
でも、伝わったよ…
監督が、
ものっすごく、バイオが好きだと言うことがwww
これは、監督が見たかった二次創作。
同人誌ならぬ、同人映画だよ。笑)
最初にゲームと違う点が出てきた時、
「ゲームと違うオリジナルにしよって!」
と、受け入れ難く、プンプンするか、
「ほほぅ…ここでこうくるかい、では次の1手はどう繋げてくるのかな〜?ニヤリ)」
と、目の前で繰り広げる”夢の共演“を楽しめれば、最後までノリきれる気がする。
監督が
「ファンなら見たいもの」を作ったと言うなら、それは少々趣味趣向が偏っていて押し付けがましいと思うのだけれど。笑)
作り込みや恐怖の演出は90年代、または元々バイオが持つホラーの雰囲気を土台にしていたようだった。
もうね、特に興奮するのが、
セットと小道具…!
ラクーンシティの養護施設!
扉に、内装はすぐに「シェリー!!」と分かるくらい。
R.P.Dを掲げたラクーン警察署!!
女神像!!!
1のスペンサーの洋館!!!
煽りでドヤァとばかりに映されて、
まんまとニヤケてしまう程のクオリティに、そりゃぁワクワクが止まりませんことよ。
ハンバーガーおじさんも、予告編でも目を惹いた感染した犬やゾンビ達も。
とにかく感染したゾンビ(クリーチャー)達のビジュアルは最高。
一直線に物語が進行していき、ちょっと薄味になりかける後半でも、バーキン博士のアレには…きゃぁぁぁ(喜)となりましたん。。
「そこが!そこが弱点だよぉぉぉ!」
と、どうしても心で叫んでしまう。←
しっかり打ち込まれて、共に爽快。?)
ちゃんとヘリコプターも墜落。
ラストの決め打ちはお決まりで〆。
銃の弾(アイテム)や、赤青緑のハーブ(回復アイテム)がさりげなく配置されいたのも歓喜ポイント。
ゲームプレイヤーは、これらを見てもっと嬉しくなると思ったんだけどなぁ。
ただ、散見される酷評までいかずとも物足りなかった点はいくつか。
キャラクター達の”夢の共演“のためのパズルのハメ変えは楽しかったし、「そうきたか!」と、原作で見れなかった絡みの絵に胸が高まった。
ただ、キャラクター達各位に葛藤や悩みがなかったのが、ね。
ゲームをしていると、多少のヒントはあるものの、ヒントを得るために進んでみたり、選択に悩んだり。
たくさん、一緒に悩んで解決していくから、愛着も湧くし作品の深さに触れていけるんだと思う。
ゲーム程時間は割けないけれど、映画で描けそうな…例えば人間関係における躊躇などが、まるで無かったのよね。
次への進行もあっさり情報開示され、サラサラとラストまで。
超イージーゲーム状態。
原作ファンが当然のごとく知っている悪役が、悪役たるこじらせ感情すらそもそもない状態で真っさらな青年?であったり。
いや、これでいくならこれでいいんだけど、それにはやっぱり何か引っかかりが欲しかったな、と。
誰も何も悩むことなく。
人と結託することも浅く。
観ている側が、誰にも「頑張れ!」と応援できないままで終わってしまうのが…寂しかったかなぁ。
そうなると、原作のあの子とあの子の絡みが欲しかったのに!とか難癖付けたくなるもん。←
ストーリーを二次創作した上でギュっと詰め込んだからなんだろうけど。
クレアが主人公とするならば、せめて彼女の中で何か闘って欲しかったな、と。
クレアが肉体的にも精神的にも強過ぎて(www)何事もなく通り過ぎちゃうのさ。
いやマジで、強過ぎww
それと、あれだけ美術にこだわったなら…キャラクターのビジュアルも…ね。小声)
最近の映画では、多種多様人種の俳優をキャスティングしたり、男性より女性が強かったりする設定が流行りでもあるみたいだし。
世界に向けて、色々と考えなければならない事が多いのだと思う。
原作と多いに違ったキャラクターも、俳優さんはとてもとても、本当に素晴らしかった。
ただ、でも、やっぱり…せっかくの実力を持ってでも、申し訳ないけど、顔をはめ変えて見てしまったり、残念さというより「なぜ」が拭えなかった。ごめんなさい…。
原作があるものは、どうしたって視覚的憧れや思い入れが、ファンなら尚のこと、当然持ち合わせているんだもの。
実写映画化において、キャラクター面はどうすればいいのか。
最近いつも浮かぶのが、原作にとにかく忠実だった『美女と野獣』がもの凄いヒットした記憶。
こうしたお手本がもう出ているハズなのに…「なぜ」こねくり回してしまうんだろう(で、↑のポリコレ的なところをループ)。
大きく寄り道してしまうものに関しては特に、素朴な疑問として残ってしまうなぁ。
今作もこれだけビジュアルにこだわっていたのなら。
俳優さん達はみんな素敵だったので、せめて髪型だけでも近づけてもらえてたら。
観る側の入り込み方も違ったんだろうなぁ。
とはいえ。
監督が見たかった、大好きな彼らの光景。
大規模な夢の二次創作に、
「www」
って付けながら、楽しくツッコミつつ、一緒にパラレルワールドを楽しんだら思った以上に満足感は得られるよ。笑)
アクションは少なめ。
多分、ファンに媚びを売るならアクションたくさん入れたり。
伏線張りまくって最後の怒涛の回収で「良く(回収)出来た脚本」と言われるようにしたり、色々あったと思う(これは個人的に最近そういう書き込みが多いなぁ、それだけが全てになってるなぁ、と、ひっそり思ったただの偏見)。
でも、監督は、二次創作しちゃいたいくらいに、大好きなのが伝わってきて。笑)
オタク心のガチ熱量に、一緒に楽しませてもらったーー。
終わったあとにアレコレ欲しくなる点は、いっぱい出て来ちゃうけど!ごめんなさい!
だって私も好きだから!
でも、観てる内は沢山ワクワクさせてもらった。
最新技術を駆使して大画面で観るクリーチャー達や世界観に、高揚したのは間違いないす。
なんだか続きがありそうな展開…?
改変した部分を今後どうやって繋げていくのか、気にしながら、続編を私は待っちゃいます。