ALFの理念
2016.05.19 15:00
以下は直接行動(実力行使)によって動物解放をめざす集団、動物解放戦線(ALF)の「Credo(理念)」の翻訳です。ALFの姿を正しく認識するため、ぜひ本投稿をご参照ください。
なお、当方は人的被害を出さない動物・環境保護活動家を「テロリスト」や「過激派」として弾圧する政策に断固反対します(詳しくは拙訳『捏造されるエコテロリスト』をご一読ください)。
動物解放戦線(ALF)は動物虐待に対する直接行動を実施する。動物レスキューを行なうほか、動物搾取を企てる者に経済的損害を与えるべく、おもに施設の攻撃・破壊といった手段を採用する。
ALFの短期目標は救えるだけ多くの動物を救い、動物虐待の営為に直接的な妨害を仕掛けることにある。長期目標は、動物虐待企業に廃業を迫り、動物の苦しみ一切を抹消し去ることと定める。
ALFの行動は時に法律に反するため、活動家は複数で動く際も単身の際も匿名で行動し、中心となる組織・単位はつくらない。
動物解放戦線は世界の少数有志からなり、ALFガイドラインにのっとって直接行動を実施する。ベジタリアンないしビーガンで、ALFガイドラインにのっとり行動を起こす者は皆、ALFの一員を名乗れるものとする。
ALFガイドライン
- 動物を搾取の場(実験施設・工場式畜産場・毛皮動物飼育場など)から解放し、快適な環境に置いて、苦痛のない自然な生をまっとうさせる。
- 動物の苦痛、動物の搾取から利益を得る者に経済的損害を与える。
- 非暴力直接行動と解放運動によって、隠された動物の恐怖、動物への残虐行為を明るみに出す。
- 人間と人間以外とを問わず、あらゆる動物に対する害悪を防ぐべく必要なかぎりの予防措置を講じる。
- 提起する活動についてはその副次的影響を考え、対象を特定できる情報がある際は一般化を行なわない(すべての○○は悪である、等)。