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「これ聞け。」第四弾 〜私を形作った音楽・1〜

2022.02.01 12:25

はいはいどうも、あぁどうも。

最近本当にこのバンドのことでいろんなものが進んだり止まったり浮き上がったり沈没したりしていて、頭がパァになりつつ脳内麻薬もダバダバもらっている私ですよ。


じゃあ、今回は私の音楽的背景・・・の中でも、特に「誰とも被らないし誰とも分かち合えない、私が音楽的に永遠に孤独でいなければならない」ことを約束される決定打となった音楽たちを紹介していきましょうか。


まずは黙ってこれを聞け。

具体的にはこの中からなんとなく面白そうだなって思ったのを1個2個聞いてね。

私のお勧めは"Hajimemashite" "Transmission" "Verdant" "Crystal"の4つ。

はい、これは私がまだ小学生だった頃に知ってからずっとずっと好きでいる(でも永遠にプレイできない)Auditoriumってゲームのサウンドトラックなのですが、


いいでしょこの曲。

知らなかったことを後悔しな。


ゲームの中身自体は「光の粒子を操って音楽を完成させる」という、まあ他に類を見ない斬新な発想の美しい音楽パズルでして、多分関連に登ってくるであろうプレイ動画を見て貰えばわかるとおり、もう本当にヴィジュアルが綺麗で綺麗で。

なんでこんなに日本での知名度が低いんだろうね。

あ、そうか、その当時は英語に長けた日本人なんてろくにいなかったからか。(煽)

そりゃそうなるよね。うん。(煽)

まあ今になってもだいぶ少ないけどさ。(煽)

でも安心して、私もあの時から英語のウェブサイトをスラスラ読めてたわけじゃないから。(保身)

アルファベットに慣れ親しむ点で何歩も先を行ってたことは否定しないけど。(大煽)



そんなことは置いておいて、

この曲たちの何にそんなに感銘を受けたのか。

一気に言い切ってしまいましょう。



「私が昔から好きなクラシカルな楽器の音色を使っていながらシンフォニーと全く違う組み立て方をすることで良い意味で裏切られ、ループ基調の音楽由来の耳に残りやすい感覚と個々のパートの存在感の両立を果たしていて、『これ以上手をつけられないくらい曲として出来上がっているのに、何度も何度も繰り返されても飽きないラインをどうにか保っている』

点に尽きます。はい。

だから、邂逅して10年近く経った今再びこれを聞いても、

他の作品でちょくちょく発生する「あれ、今聴くと思ったより大したことないな、これ・・・」みたいな「色あせ」が起きないのだと勝手に合点していたりします。


結論、こんなものを好きになった以上、私の中で「歌」と「(一般的な)音楽的序列」の価値が駄々下がりして、その裏で「アンサンブル」と「器楽」が地位を確立して、頭でっかちな楽器オタクとしての塚原の人生が幕を開けたのです。


こんなんだから世の中のそこらへんに湧いてる「音楽好き」と全く話や解釈が合わないんだよこのたわけが・・・

奴らはだいたい「歌」と「メロディ」にばかり意識を置いてるわけだし・・・

そのために作られた曲ってだいたい私が聴き込む要素を省エネのために雑に作ってあるから、私の耳には「つまらん」「陳腐」「ああどうせこうなるだろうな、ほらなった」で終わってしまうし・・・




ね、つながったでしょ。序文のあの一言と。


「私は永遠に音楽的に孤独でいなければならない」んです。


ここまでわぁぁっと記事にしたところで、同じような道筋を辿った人がいた試しもないし、ここにいる人の音楽観をこの数分で塗り替えられるとも思っていないし、ましてこの感覚に適応できても根底にあるものは決して揃うことがないわけだから、


これまでもこれからも、

ずっとずっと、

私は独り身なのです。

だから自分の世界を表現して回るのです。

悲しいでしょ。



これが「ユニーク」とか「独特」とか「オリジナリティ」と言われるものの正体です。

勉強になりましたね。


語りが長くなったけれど、本当はもう一つ見せたいものがあったんだ。次の記事でやるね。

んじゃ。