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地域づくりファシリテーション研究所

第31話 青年団活動との協働のさらなる展開 その1

2022.01.31 22:00

前号までは、珠洲市青年団協議会との協働についてのシリーズ(?)でした。

そのシリーズ(?)は一旦完結しました。


ところが、続きがありました(というか、続きが生まれました)。

今回はそれについて紹介します。


2022年に入って間もなく、珠洲市青年団協議会のOさんから連絡がありました。

「石川県青年問題研究集会」で進行役を依頼したいとのことでした。


青年団活動と僕との協働は、これまで2段階でした。

第一に珠洲市内のイベント、第二に珠洲市と県内他地域の間の対話支援でした。

新たな依頼は第三の段階ということになります。

それは石川県青年団協議会という県レベルの行事です。

つまり、どんどん規模が大きくなっているのです(汗)。


珠洲市青年団協議会のOさんは県の協議会の役員も務めています。

そのOさんが本研究集会の企画担当だそうです。

ということで、僕にお声がかかったわけです。


Oさんとは、それ以前の2つの協働でもご一緒していました。

なので、 ファシリテーターとしての僕の振る舞いを既に見ています。

(もしあれば)よいところと、(たくさんある)ダメなところ。

両方をご存知のはず。


そのうえでのお声掛けなので光栄です。

微力ながら貢献したいと思い、お引き受けすることにしました。


Oさんの最初のメールには以下のことが書かれていました。

この研究集会には2つの大きな目的があり、

1つめは、青年団が直面している課題について腹を割って議論すること。

2つめは、答えを共有して以降の青年団活動に活かすこと。


そして、WITHコロナ時代の青年団活動を探りつつ原典回帰を狙うとのこと。

そこには「楽しさ」があるべきであること。

Oさんのメッセージには、こうした考えも述べられていました。


以前のオンライン対話のときと同様に、事前のオンライン打ち合わせが1回。

研究集会の進め方については、特に問題なく方針が決まりました。

とてもよく練られており、僕から特に意見することもなかったです。


強いてファシリテーター的な提案をしたとすれば、

参加者への事前配布資料に「ワークシート」的な機能を持たせることくらいです。


議論するテーマを事前に示し、各自で考えてきてから当日を迎えたい。

そのほうが当日の議論が活性化する、というのが主催者の考えでした。

それに僕も強く賛同しました。


そして、資料では、それぞれのテーマ(問い)の下に「程よい空白」を入れておく。

その空白にメモ書きできます。

実際にメモ書きしなくても、「事前に考えておく」という予習を促す。

そのようにちょっとしたファシリテーション的な仕掛けです。

この提案は採用してもらえました。


ところで、打ち合わせの際に、僕が初めて知ることもありました。

それは、石川県青年団協議会のなかに「研究室」という組織があること。

そして、研究室から非常に本格的な報告資料が出されていること。


代替わりが常に必然である青年団という組織のあるべき姿。

それが報告書で詳細に分析されており圧巻でした。

そうして、1月22日の本番を待つのみとなりました。