アイシングって意味あるんすか?
よく聞かれます。
アイシングしながら「アイシングって意味あるんすか?笑」
じゃ、なんでやってるんだよって話です。
「ネットに書いてあるんで。。。」
「昔から言われてるんで。。。」
という回答がほとんどで何も考えてないようなので少し授業しました。
21:00に集合かけて下のリサーチを見てもらいました。
JSCRとは米国NSCAが発行している英文誌で、スポーツや運動における、ストレングス&コンディショニングに関連した原著論文、研究記録などを紹介しています。
これから読み取れるのは、
1、ヘモグロビン濃度の上昇はアイシング後の血管拡張作用で血流量上昇。
2、筋肉の損傷程度の指標クレアチンキナーゼ、ミオグロビンは、アイシング群は48・72時間経っても高い上昇を示している。つまり治癒が遅いということだろう。
3、炎症程度の指標サイトカインは24時間後アイシング群のが低い。つまり炎症が抑えられて痛みも少ないはず。が24時間以降はどちらも差異がなくなる。
以上のことから、
アイシングは24時間後の炎症反応を抑制して痛みは少ないがその後の筋損傷は何もしていない方に比べて治りが遅いということ。
簡単に言うと、、、
「アイシングは筋損傷から回復を高めないばかりかむしろ遅らせる。」と結論付けています。
いろいろな説がありますが最近はこれが有力です。
しかし必要な場合もありますし(個人的には)、あとこの実験のアイシングの温度は何度だったのかにもよっても変わってくると思います。またプラシーボもあるので一概に必要ないとは言い切れません。
自分:「結論、人間の体は白か黒かで片付けられません!」
選手一同:「…」
選手たちは不満そうでした(笑)
私が伝えたっかたことは、
「自分がやっていることに対して言われたからやるのではなくて考える習慣をつけよう」
ということ。
終わってから何人かにどう感じたか聞いたところ、数人は理解してくれてました!ただ自分が高校生だったら寝てたな…って内容です。相手に通じる話し方・内容にしないと!!
日々勉強です。。。