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小林義男 Yoshio's Ownd

パーカッション・シンセサイザーを使ってみる。

2022.02.02 02:44

中学の頃テレビでドラム・シンセサイザーの紹介をしていました。

「叩いて音を出すシンセサイザーがあるんだ!」と興味津々。

たくさんの機材とモジュラーシンセが並ぶ中、その中央に置いてあるスネアに向かってお兄ちゃんがスティックを振り下ろすと、「ぴょ〜ん」という深遠なる音が。^^;

いやいや、今でこそゲームの効果音なんて言われちゃうけど、当時はすごく神秘的でした。だって、自然音や他の楽器では絶対に出せない音でしたから。

YMOの演奏映像も記憶にあります。

当時、シンセサイザーに関しては冨田勲、EL&P他、海外プログレ系にハマりまくって、友人が勧めるYMOを聞いても全然好きになれませんでした。(なのでYMOについては今だに友人との会話についていけず)


何年か前にKORGのWAVE DRUM Miniという可愛らしいパーカッションシンセサイザーを購入しました。きっかけは何だったか思い出せない...。

当時は即興演奏に興味が出てきていろんなタイプのデバイスを試したかったんだと思います。


WAVE DRUM Miniはパッドを叩く強弱、パッドを叩く位置(中央か端)で違った音が出て、いろんな表現が可能。簡単なエフェクターやルーパーもついてます。

おまけにクリップ式の外部トリガー装置が付属しており、テーブルなどに取り付けると、テーブルをトリガーにしてパーカッション化ができます。しかも外部トリガーは別チャンネルを使っているので本体のパッドと違う音を同時に鳴らせます。

靴、足首あたりに取り付けて足踏みするとリズムパートもできる。

水を入れたアルミ缶に取り付けると、音色によっては波のような音も出せます!


それが気に入って、もっとランク上の機材が欲しくなり(叩けもしないのに)、WAVE DRUM Global Editionを手に入れました。

確かに音色はグレードアップし豊富だしパッドを押さえ込みで音色変化ができたりしますが、扱いに手こずってしまった。

ルーパーが付いてない。残念なのが音色に切り替え時に時間がかかること。

スイッチをひねってひとつひとつの音色の切り替える場合、音色番号が表示されてから音が出るまで1、2秒かかってしまう。(KORGの初期サンプラー「DSS1」を思い出すなあ。あれ1分くらいかかったような。)

メモリー可能な4つの呼び出しボタンが表に付いているので、ライブ演奏用にはそれで対応しろということか。


本当にしばらく使ってないシンセですが、これらを活用できる機会がでてきました。

即興演奏の機会が増えワークショップにも参加して、改めて触ってみると今までとは違った感覚でこれらを捉えてる気がします。

ギターとキーボードにこだわりすぎてましたね。ものすごく自分に制限を加えてた。

話は飛躍しますが、「やればいいのに、なぜやらない?」というものが多すぎるなあ。