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社交ダンス界をマーケティング的な視点から見た場合

2017.11.10 08:26


●まずこれ。


2017年5月16日付で公開された総務省統計局による「家計調査」の「貯蓄・負債編」最新版速報値(2016年分)
画像はガベージニュースさんからお借りしました。



大雑把な分析ですが、

これ一点だけ見ても世間一般で言われる通り、

超高齢化社会に突入した日本で、

個人資産が60代以上に

いかに集中しているのかが分かります。

その割合、実に7割近く(@_@)




●次にこれ。


総務省統計局ホームページより引用


これまた普通に言われることですが、

65歳以上人口の増加。


27.3%と初の27%超え…

27という数字に特に意味はなさそうですが、

4人に1人をついに超えてきたということで。



分かりやすく言えば…

総人口が4人、

資産はみんな合わせて1000万円。


その中で、

1人(65歳以上)が700万円、

他の3人(64歳以下)が300万円

を持っていると、そんな感じですね。



おいちゃん数字は苦手でなあ、

こんくらいシンプルにしないと

イメージが湧かんのよ(笑)



社交ダンスをする人の高齢化は

よく言われてますが、

競技選手や先生を除き

単に趣味として、遊びでダンスをたしなむ人

ということに限定すると、


50代以下なんて、

これはもうほとんど誤差に近いくらいしか

いないんじゃないかと(^^;


しかも上の統計から分かるとおり、

お金持っとらん(笑)


ビジネスとして考えた場合、

ターゲットにする理由はあんまり…

てか、無い( ー`дー´)キリッ




で、ダンス界もとーぜん

そのように動いてきました。


あるところを狙うのは、

まっとうな資本主義の原理原則です。

無いところからさらに毟り取るのは

大変だし、心も痛みます(笑)



最近話題になったようですが、

とある有名選手の

引退パーティのチケットが6万円だとか。


それをデモする生徒さんに

ノルマとして5枚とか10枚とか

受け持ってもらうワケなんですが。



…いや、いいんですよ?

そもそも値段のつけられるものでなし、

買う側の価値観の問題です。

ウィレム・デ・クーニング『インターチェンジ』 
制作年: 1955年 
価格: 約3億ドル (336億円)
購入日: 2015年9月
購入したのはシタデル・インベストメントの創業者ケネス・グリフィン。価格は過去最高額だったゴーギャンの作品と並ぶ約3億ドル
出典 twitter.com


東京あたりで、ホテルの宴会場でやる

教室のパーティが平均3万円。

札幌なら2万円くらいかな?

6万円の値をつけた主催者の度胸には

ある意味、敬意を表します。



ただね、普通に考えてこの6万円、

「今のうち…」という意図、あるでしょ(笑)


5年後にはそのパーティ、

まず成り立たんですから。



「ダンス習うのにウン千万注ぎ込みました」

なんて話は普通に聞きます。


スーパーでたまごでも買うような感覚で、

踊ってもらって一曲ナンボなんて遊びは

あまり好まんし、


好きなことや応援したい人には

お金を惜しまない

そういう使い方は粋だとさえ思います。



がしかし、

一歩下がって業界全体を見た場合、

先のことは考えとるのかな、と。



現在メインの客層である

70代以上のご勇退が

そう遠くないことは明らかで、

次に続く60代はわずかばかり、

その次の50代から下はほぼ皆無(しかも金ない)…



いつだったか。

「80歳まで元気で踊ろう!」

と書いていた同じパーティの数年後、

同じ絵柄の黄色いパンフレットの文句が

「100歳まで…」に変わってました。


無茶言うなって(^^;(笑)



先を見るという意味では、

ジュニアを育てようとする動きは

いくらかありますけどね。


あいだ数十年の世代は、

お金持ち世代に慣れ切った業界的には

美味しくないんでしょう(T ^ T)




整理しないで書き出したら、

なんだかお先真っ暗

みたいな話になってきました(笑)


iPhoneのメモ帳に残された覚え書きには

「富の移転」「女の好み、若いのが好き…ばかりでもない」

とあるんですが、

あの時おいちゃんの頭の中で

何がどう繋がったのかさっぱり┐( ̄∇ ̄;)┌



まいーや。



美味しくないそこの連中。

そう儲からんでもいいから、

いっしょに踊って遊ぶべ♪



これ「マーケティング的な視点」とか

ちょと恥ずかしいなオイ💦