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「ドッキリ」のこと。

2022.02.02 15:17

駅を歩いていたら、警察の方から、声をかけられて


男性の警察官3人に囲まれ


怪しいものを持っていないか、手荷物検査をされて、

荷物も全部見せて、ポケットの中も全部確認されました。



「ん?これはなんですか?」と怪しまれたのが、ギターのカポでした。

カポとはカポタストの略でギターの演奏のときに使う洗濯バサミみたいな形のやつです

「それはギターのカポです。」と答えましたが、警察の方は怪しそうにカポを見ていました。


メリケンサック的なものかと疑われたのかもしれません。



「気持ち悪いと思うんですけど、一応、股もチェックさせてもらっていいですか?」

と言われ


股にも何も入っていないか

触って確認されました。


「いや、誰が勝新太郎やねん!!」

と鋭くツッコミたい気持ちをグッと抑え、言われたとおりにしました。



僕は生まれて24年と11ヶ月、一度も職務質問されたことがなかったので


ここまでチェックするものなのか?と不思議に思ってしまい


そこで僕は気づいてしまいました。



あ、これドッキリだ。


水曜日のダウンタウンか、モニタリングかなんかの一般人に仕掛けるタイプのドッキリだ。


「警察相手ならついつい何でも指示に従っちゃう説」とか、

あるいは「一般人でも、ボケにはツッコむ?ツッコまない?」とか、たぶんそういうやつだ。


きっとこのあと、なんらかの理由で「署までご同行お願いできますか?」と言われ、そっから本格的にドッキリを仕掛けられるやつだ。


僕も役者をやっているので、相手が芝居をしているかどうかかは一瞬で分かる。


それは、そうだ。

普段演技をしてる人間なら、それくらい見極められて当然だ。


役者なのだから。


ついに、ドッキリのターゲットにされたわ、いつか来るんじゃないかと思ってたんだよなあ。



ここで「いや、誰が勝新太郎やねん!!」と鋭いツッコミを入れれば


きっとテロップ付きでオンエアされるだろう


でも、そんな野暮なことはしない。


次に来る仕掛けを待って、何かボケられたときは、次こそはツッコんでやろう。



そして、次の警察官の一言。



「すいません、大丈夫です!お荷物全部お返しします!」


と、荷物を全部返され、職務質問は終わりました。







本当に職務質問でした。