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AGRI GIRL meets IBARAKI

農業を考えるということ

2017.11.10 13:50

私は、茨城県つくば市にある筑波大学に通ってはや2年が経とうとしている。

しかし、どれだけ茨城のことを知っているだろうか。

それはこのツアーを通じてすぐに答えが出た。



このツアーを通して、もっとも印象的だったのが、

東京の学生の「なんでもあるね!」という言葉だ。


私は、今までこの反対の言葉をよく聞いていた。

私の実家は群馬県の太田市。基本的に田園風景である。

今学生生活をしているところは、少し道を外れれば広大な田んぼや畑があるところ。


友達はみな口を揃えて、

「ここは何んもないよね」

と言う。


どうしてこうも相反する言葉が出てくるのか。

その言葉を発している人がどのようなことに対して

”ある”、”ない”と言っているのだろうか。


最近ブーム的になっている地域づくりや地方創生などと謳われて地方に対して関心がむいていると感じる。

しかし、いわゆる地方にいる人たちはなかなか自分たちでは、

そこに居続けるだけでは、そこの土地の魅力は発見できない。


だから、今回のように外からの人を入れて

発見してもらい、さらに発信してもらうことができるなら、本当にいいことだと思った。


この2日間で茨城の県北の方を行ってみて、実際とても楽しかった。


たくさんの美味しいものが食べられて、

見たことのないものが見られて、

そこに住む人とお話ができて、楽しかった。


訪問先で私がとても、印象に残ったのは

ドロップファームさんである。


とにかく彼女の力強さに圧倒された。

あそこまで、自身たっぷりに

「売れる自信がある」

「私なら売ることができる」

と言えることに対して、本当にかっこいいなと思った。


私自身、農業は儲からないから趣味や体験学習の一環としてやって行くのがいいと思っていました。


しかし、三浦さんの話を聞いてやり方次第でここまで変わるのか。

どうしたら売れるか考えることや、売り込みに行くとか

とても楽しそうだと思った。


その時、笠間で聞いた農家さんの話が重なった。

「農業は儲かれば、若い人が入って来る」


儲かる農業について考えることを諦めていたけれど、

それについて考えてみることも面白そうだと思った。


三浦さんのように、女性として生き生きと働ける場所を考え、

それを実現させ、さらに拡大しようとしている勢いが

本当にかっこいいと思った。


私も彼女のように働いて見たいと思った。


これからの日本の農業を考えるにあたりこのツアーで学んだことは多い。

農業に対して、やはりお金を稼ぐということは求められている。

そしてその方法を試行錯誤している人、

体現している人がいる。


地方にはまだ自分の知らない魅力があって、

知らない美味しいものがたくさんある。


土地土地にそれぞれの魅力があるが

それが多くの人に伝わっているとは限らない。


私はこれからもっと、食と農に対して見て、触れて、感じ、

考えていきたいと思いました。


また、いばらき美菜部さんのことも知れてよかったです。

東京にいても、地元に対してこのような取り組みをすることができるのは

とっても素敵なことだと思いました。


私はこれからどのような仕事に就くかはまだわかりませんが、

これからの選択に対して、必ず影響してくる2日間でありました。

ありがとうございました。

(文責:筑波大学二年高橋理恵子)