ぶんぶんぶんで遊ぼう[はじめての即興作曲51]
ピアノを習い始めて、しばらくすると、この曲が登場してきます。
指がもつれる難曲です。(微笑)
子どもたちの好きな曲なのですが・・・。
小3部形式 これまで3部形式と言っていましたが、
1月のワークショップで1部形式をしていて、
分けようと思いました。
小楽節をAにするか、aにするか、
子どもたちには、どのように進めたらよいか。
ABCは書けても、abcは?
など、その点は、各先生方にお任せすることにしました。
こちらでは、小楽節4小節は、小文字
大楽節8小節は、大文字で、統一することにします。
別に、花や虫や車でも、構わないのですが・・・。
私は、文字の書けない幼い子どもたちには、
花や動物のシールを貼ってもらっていました。
幼稚園児・小学低学年・小学高学年とタイプを分けた方が良いかもしれませんが、
本当に、個人差があるので、こちらでは、一気に方法をご紹介させていただきますね。
方法1
緑のX(エックス)のところを、即興作曲する。
①1音だけ変える。4つあるうちの1つ。1番目・2番目・3番目・4番目と。
②1小節、全て即興する。最初の音を指定して、作ってもらう、など。
③「レミファと2度ずつ上がって、3度下がる」このパターンの反対の形で弾く。
など
方法2
青のYのところを即興作曲する。
この[b]の部分は、[a]の部分が使われている。
この1小節モティーフがゼクエンツ(同形反復)して2度下がり2小節に、
その2小節が繰り返されて、[b]が作られている
これを理解して、このパズル型を使って、即興作曲しましょう。
① [b]を反対の形で、即興してみる{ソファミソ・ファミレファ}❎2
② 新しい1小節のモティーフを作ってみる
③ 初めの2小節と後の2小節を変えてみる
<例>ソファミミファミレレ・ミファソソレミファファ
④ 逆さまに[b]を弾いてみる
⑤ 各小節の属和音と主和音を入れ変えて、{ミソファミ・レファミレ}の繰り返しを弾く。
【④と⑤を弾いてみて、どのように感じましたか?】
⑥ 自由に蜂が飛んでいる様子で、パターン・モティーフを作らずに弾く。
⑦ 今まで作ったメロディーが4分音符ばかりだとしたら、リズムを変えて、即興をする。
⑧音域を変えたり、強弱・遅速を変えて即興してみる。
これらを弾いた後、それぞれどのように感じたか、自分の思いを知ることも大切ですね。
高学年になれば、音程をしっかり考えて、ゼクエンツの楽しさを味わってほしいです。
同形反復を意識しておくことの意味
①模様読みの読譜力がつく
②ソナタ形式などのシンプルな展開部の方法も身に付く。
③移調・転調・相対音感などに用いられる。
④動機(モティーフ)の大切さ・面白さが理解できる。
など
ゼクエンツは、幾何学模様のようなイメージもしますね。
そのほかにもまだまだあるかと思います、またメッセージお待ちしています。
ワークショップでは、みなさんと一緒に、こういうこともできるのでは?と
話し合いながら行っています。
新しいアイデアが浮かんでくることもあり、私も、メモしながら、
楽しい時間を過ごさせていただいています。
こんなに細かなことまでして・・・?とお思いの先生方もいらっしゃるかと思いますが、
どうしてなのでしょうね。私は、こういうことが大好きで、ワクワクしてしまいます(笑)
おもちゃを分解するのが、大好きな子どもたちがいますが、
それに似ているかもしれません。
でもレゴは苦手なのですが・・・子どもたちと付き合っています(汗)
2月初めのワークショップ2時間で、9曲アレンジしてみました。
今日は、その1曲目のご紹介でした。