1.30 豊中 DEEP☆KICK ZERO 2 試合結果
夕方から開催された第2部興行はOP・本戦合わせ7戦と試合数は少ないものの、どの試合も見ごたえ抜群の熱い戦いが続いた。
(写真・石本文子)
メインイベント 佐藤亮 VS 成尾拓輝
DEEP☆KICK-60kg上位ランカーに位置する佐藤亮(NJKF健心塾)と現在2連勝中と絶好調の成尾拓輝(究道会館)の対決は衝撃の結果に。
1R開始早々、佐藤が様子見で蹴りを放とうした所に成尾は踏み込みパンチでカウンターを合わせ開始間もなく先制ダウンを奪う。出鼻をくじかれた佐藤は立ち直しを図るも成尾はこのチャンスを決して逃さない、リズムに乗れてない佐藤をコーナーに詰めてから真っすぐのパンチを数度ヒットさせ2度目のダウンを奪う。
後がない佐藤、しかし流れは完全に成尾。最後もパンチをまとめて3度目のダウンを奪った成尾が衝撃1R1分37秒でTKO勝利、見事格上の佐藤相手に下剋上を果たした。
試合後マイクでは「最近は格上の相手に2連勝、そして今回も格上の佐藤選手にKOで勝ちました。今、大学2年生でキックボクシングに集中できる時間もあと少し、残りの時間を全力でDEEP☆KICK-60kgのベルト獲得に注ぎ込むので、ベルト挑戦させてください」とベルト挑戦の意欲を宣言。
DEEP☆KICKランカーの佐藤に勝利したことでランキング入りも期待できる、残り2年の大学在学中にDEEP☆KICK-60kg現王者の大樹(HAWK GYM)からベルトを奪取することが出来るのか、成尾の再びの「下剋上」に期待したい。
▼メインイベント
DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R
×佐藤亮(NJKF健心塾)
◎成尾拓輝(究道会館)
TKO 1R1分37秒 レフェリーストップ
セミファイナル タネ♡ヨシキ VS 一樹
今回も美女ダンサーを連れて入場してきたタネ♡ヨシキ(直心会)と元MA王者の一樹(FASCINATE FIGHT TEAM)の1戦、この2人は2018年に「BORDER」で対戦しておりその際はタネの3RKO勝利となっている。
1R、共に軽量級関西トップクラスの選手なだけにスピード感溢れる早い攻防が繰り広げられる。互いにパンチ・蹴りをバランスよく出していくもまずは様子見と言った所、1Rは互角の展開。
続く2R、1Rよりも近い間合いになりパンチのヒットも増えてくる。しかし流れを両者ともに中々つかめない、タネが一樹をロープ際に詰めるも一樹がパンチを返す、一樹がパンチをヒットさせるとタネもしっかり返すなど、レベルの高い打ち合いは続き2R終了時点でのオープンジャッジでは2名が20-20のイーブン、1名が20-19でタネを支持となり結果は最終ラウンドに託される。
3R早々、タネは前ラウンドよりも体制を低くし打ち合いの姿勢を見せると、一樹のパンチをかいくぐっての威力のあるパンチで攻勢に。一樹も負けじと打ち返していくがタネはパンチに加え飛び膝やバックハンドブローなどをタイミングよく繰り出していき、打ち合いを制していく。今大会ベストバウトと言える高レベルな攻防は3R最終ゴングまで続き、結果3Rに打ち合いを制したタネが3-0で判定勝利を獲得。
試合後タネはマイクで「今回は前回(-51kg)から階級を上げての試合だったんで心配だったんですけど、勝てて良かったです。もし-53kgの挑戦者決定トーナメントがあるなら出場したいので、是非呼んでください」とベルト獲得への意欲を語った。DEEP☆KICK-53kgランキングで巻き起こるであろうタネ♡劇場に注目だ。
▼セミファイナル
DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
○タネ♡ヨシキ(直心会)
×一樹(FASCINATE FIGHT TEAM)
判定3-0(30-29、30-28、30-29)
▼※中止※
第3試合 DEEP☆KICK-67kg契約 3分3R
龍威地(NJKF ARENA)
ストロング小林(契明ジム)
※龍威地の体調不良により試合中止
第2試合 坂田実優 VS Honoka
今大会唯一の女子プロの試合、プロ7戦3勝4敗で現在2連勝中と勢いに乗っている坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)とFortune Red・Ayaka(NJKF健心塾)の実妹で今回がプロデビューとなるHonoka(NJKF健心塾)の美少女対決はRISEルールにて行われた。
1Rは互いに距離を取りミドル・ローからのパンチの展開となるも2Rからは一転、早い回転の鋭いパンチを軸に圧をかける坂田と、ミドル・ローを綺麗に放つHonokaという構図に。
3R、さらに勢いよく前に出る坂田は近距離に詰めパンチ連打を繰り出していくもHonokaはこれをしっかりガードし蹴りを返していく。甲乙つけ難い勝負となったこの試合、判定は0-1(Honoka)で規定に達さずドローに。叶うなら延長戦が見たくなるような、そんな男子顔負けの白熱した試合であった。
▼第2試合 RISE公式戦-45kg契約 3分3R
△坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
△Honoka(NJKF健心塾)
判定0-1(29-29、29-30、29-29)
第1試合 清志 VS JIN CHOKE-DEE
DEEP☆KICKを主戦場にプロ7戦を誇る清志(NJKF KTF)とプロ2戦目となるJIN CHOKE-DEE(楠誠会館)の1戦は昨年新設されたDEEP☆KICK-51kg契約で行われた。
1R、ゴング早々に激しい打ち合いを両者ともに見せると、JINの放ったパンチが清志にヒット、JINがダウンを奪う。清志もすぐさま立ち上がり効いてないぞ言わんばかりの猛攻を見せるも1RはJINが優勢に。
2Rからはより一層パンチ主体の打ち合いになっていくも清志はあと1歩が届かない、3Rでは更にお互いのエンジンは加速、清志もパンチ・ローをヒットさせていくがJINは「もっと打ってこい」とアピールをする余裕ぶり、1歩も退かずに打ち合った両者の結果は1Rでダウンを奪ったJINが3-0で判定勝利を飾った。
▼第1試合 DEEP☆KICK-51kg契約 3分3R
×清志(NJKF KTF)
○JIN CHOKE-DEE(楠誠会館)
判定0-3(28-30、27-29、27-30)
〈オープニングイベント〉
NEXT☆LEVEL提供試合
オープニングファイト第4試合 岸佑樹 vs 開夢斗
OP試合では唯一のヘッドギアなしの試合となったこの1戦は一進一退の攻防に。1Rは岸佑樹(NJKF健心塾)がパンチ・ミドルを多くヒットさせ僅かに優勢に見えたが、2Rは開夢斗(魁塾 中川道場)がパンチでの打ち合いの中でこちらも僅かに優勢を見せ、結果は1-1の痛み分け。だが互いの気持ちがぶつかり合うような気持のいい試合だった。
▼OP第4試合 -51kg契約 1分30秒2R
△岸佑樹(NJKF健心塾)
△開夢斗(魁塾 中川道場)
判定1-1(20-19、19-19、19-20)
オープニングファイト第3試合 髙木修 vs 脇園明日翔
ミドルレンジでの攻防では髙木修(楠誠会館)、脇園明日翔(魁塾 中川道場)の2人に差は無いように思えたが、首相撲では崩しを上手く使った高木がやや上回った印象。結果2-0で高木が判定勝利。
▼OP第3試合 -35kg契約 1分30秒2R
○髙木修(楠誠会館)
×脇園明日翔(魁塾 中川道場)
判定2-0(20-19、19-19、20-19)
オープニングファイト第2試合 辻阪翔空 vs 山口歩音
打ち合いの中で山口歩音(昇龍會)はスイッチを上手く使っていく、対する辻阪翔空(NJKF健心塾)はパンチから首相撲でしっかりとポイントをとっていき、判定の結果は3-0で辻阪が勝利を収めた。
▼OP第2試合 -35kg契約 1分30秒2R
○辻阪翔空(NJKF健心塾)
×山口歩音(昇龍會)
判定3-0(20-19、20-19、20-19)
▼※中止※
OP第1試合 -30kg契約 1分2R
香月愛來(T.B.NATION)
清崎響葵(MONSTERJAPAN)
※香月の体調不良により試合中止
◎株式会社WAON presents DEEP☆KICK ZERO 1
2022年1月30日(日)
豊中市・176BOX
OPEN 10:45 / START 11:00
◎株式会社WAON presents DEEP☆KICK ZERO 2
同日開催
OPEN 15:15 / START 15:30
〈会場アクセス〉
〒561-0831
大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25
電話:06-7898-0888
〈チケット〉
VIP席 ¥15,000 S席 ¥8,000 A席 ¥6,000
※当日券は¥1,000UP
※一部、二部チケット別料金(全席入替制)
〈チケット販売〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
または出場選手および所属ジム
〈問い合わせ〉
DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
https://www.deep-kick.com