近代美術と「あやし」の女たち
2022.02.03 11:57
今、京都国立近代美術館で岸田劉生展が開かれている。
それにしても、近代画壇の大家たちは何故こうも女性の内に「あやし」を探ろうとしたのだろうか?
岸田劉生 童女図(麗子立像)
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教科書で見た子どもたち全てに忘れられないインパクトを残した麗子像…トラウマになったという人もいるのでは?
5〜16歳まで、実の父に「押し潰した鏡餅(美術評論家・橋本麻里談)」のように描かれ続けて50枚…よくぞグレずに育ったものです(実際の麗子は下のように細面の端正な顔立ちだったのです)。
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