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こころの怒りを絶ち、おもての怒りを棄て、人のたがふを怒らざれ。

2022.02.03 21:41

『成幸の法則2022』2.4

Vol.2017

こころの怒りを絶ち、おもての怒りを棄て、人のたがふを怒らざれ。

<聖徳太子>

現代は、「自律神経失調症」と診断されていなくても、自律神経が失調気味の人が、とても多いそうです。

人間関係や仕事のプレッシャーなどの精神的ストレスや過労、さらには光や音、温度、5Gなどの電波による身体的ストレスが原因です。

また慢性的な寝不足など、不規則な生活や偏った食事などが生体リズムを狂わせてしまい、それが自律神経の乱れにつながるのです。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。

 

交感神経は、車にたとえるとアクセルのようなものであり、血管を収縮させ、血圧を上げる働きがあります。

 

副交感神経は、ブレーキのようなものであり、血管をゆるませ、血圧を低下させる働きを持っています。

この自律神経のバランスが崩れると、感情が不安定になり、直ぐにイライラして怒りっぽくなったり、夜になると何故か不安が膨らんだり、鬱状態が続いたりと、大切な人生の「時間=命」を無駄にしかねません。

何かで思う通りにいかなかった時、自分の自律神経の様子を確認することができます。

思う通りにいかないから、イライラして怒りまで湧いてきた。

思う通りにいかなかったけど、相手を罵っても本来の目的は達成できないと、心を落ち着かせ解決策をさぐった。

前者は血圧まで上がり、判断力が著しく低下してしまいます。

後者で生きていきたいものです。

「そんなこともある」

「仕方ない」

そんなふうに思える余裕が、さらに、自律神経のバランスを整えます。

「仕方ない」と諦めることは決してネガティブではなく、氣持ちに区切りをつけて前へ進むための、最幸のリカバリーショットなのです。

氣持ちに区切りをつけることは、新たな次への第1歩を踏み出すきっかけです。

要は、常に未来志向で生きること。

起きたこと(過去)に、囚われ過ぎることなく、未来に目を向ける姿勢が自律神経さえもコントロールできる在り方なのです。

成幸コンシェルジュ

ひとみ幸お